【NO KICK NO LIFE】加藤有吾、強烈ボディブローでヌアシラーからKO勝ち！杉本卓也は引退試合で魂の猛攻
アグレッシブな攻撃を見せたHIROYUKI（右）
▼第3試合 54キロ契約 3分3R
〇HIROYUKI（RIKIX）
判定3-0 ※30-29、29-28×2
●山田航暉（キング・ムエ）
HIROYUKIは元新日本キックボクシング協会王者のベテラン。23年11月はRISE NEW WARRIORS スーパーフライ級（-53kg）トーナメント準決勝で長谷川海翔にKO負けを喫した。
山田（左）は的確な蹴りをヒットしていった
山田は名門・キングムエ所属で、元WMC日本スーパーフライ級王者。ジュニア時代から数多くのタイ遠征試合を行い、“和製ムエタイ戦士”として知られる。20歳で引退したが昨年23歳で試合に復帰している。
1R、HIROYUKIは前後に動き回って、右のパンチ、さらに4つのパンチ連打をまとめて離れる。山田はジリジリと前へ出て、前蹴り、ローキック、ミドルキックと多彩な蹴りで攻撃を組み立てた。
HIROYUKIはパンチ連打で差をつけた
2R、山田は中央でミドル、ロー、ハイキックと連続攻撃。HIROYUKIは蹴られても、前へ出て左右のフックからヒザ蹴りで試合を組み立てる。山田はパンチから蹴りにつなげるも、HIROYUKIも打ち合いに応じる手に汗握る展開となる。
3R、HIROYUKIは攻撃の手数を増やして倒しに行く。山田は下がらずに蹴りとパンチを矢継ぎ早に返す。左ローキックを有効にヒットさせる場面もあり、山田が意地を見せた。だがHIROYUKIはパンチの回転を増し、ヒジ打ちにつなげるなど攻撃の手を休めない。判定勝負となり、3-0でHIROYUKIが勝利した。
勝利したHIROYUKI
判定勝ちのHIROYUKIは、「昨年12月に人生かけてRISEで戦ってKOで負けてしまって。辞めようと思って落ち込んでいましたけど、応援してくれる方のおかげで試合ができました。KOして10万円欲しかったんですけど、またがんばります」と挨拶した。
健太（左）のパンチがKJ（右）に襲い掛かる
▼第2試合 63.5キロ契約 3分3R
〇健太（E.S.G）
判定2-0 ※29-29、30-29×2
●KJヒロシ（Y‘ZD豊見城）
健太は元WBCムエタイ日本統一ウェルター級王座等4つの王座を経験し、戦績は117戦67勝43敗7分という大ベテラン。試合間隔を空けずに戦うことでも知られており“月イチ健太”の異名を持つ。今年4月にはポッシブルKとスックワンキントーン スーパーライト級王座を争い勝利、同級王者となった。
KJのカウンター攻撃が健太を苦しめた
対するKJは13勝のうち11度がKO勝ちという沖縄のハードパンチャーだ。百戦錬磨の健太選手にどんな戦いを見せるか。
1R、ともにカーフキックで削り合い。健太はカーフキックを2回、連続でヒット。さらに右フックを合わせてペースを掴んでいく。KJは様子を見ながらローキック、ハイキックと蹴りを散らしていった。
ジャブで崩した健太
2R、健太はプレスをかけてジャブから右へつなげる。だがKJは右のカウンター。さらに右ヒジ打ちを合わせて反撃。手が出ない健太に、KJは右からローキックとペースを掴みかける。だが健太はジャブを有効にヒットさせて反撃した。
3R、KJは前へ出てパンチから蹴りにつなげて積極的に攻撃を仕掛ける。そして、KJのボディ打ちで入り、追い込んでいく。このまま押し切るかと思われたが、健太がパンチ連打で逆襲。KJが劣勢に立つ場面も。判定は、健太が2-0で勝利した。
鈴木は、この右ミドルキックで足を痛めてKO負け
▼第1試合 62キロ契約 3分3R
●鈴木宙樹（フリー）
KO 2R 0分28秒 ※右ミドルキック自爆
〇クォン・ヒョヌ（江南 FUN GYM）
クォン（右）はパンチで攻撃
鈴木宙樹は、今大会で引退試合を行う元J-NETWORKスーパーライト級王者・杉本卓也（WSRフェアテックス）の相手を務めることになっていたが、杉本の相手は元NKBフェザー級王者の髙橋聖人（TRIANGLE）に変更となり、宙樹の相手が韓国王者のクォンになった形だ。
現RIZINフェザー級王者・鈴木千裕の兄である宙樹は、必殺の右ストレートを武器に高いKO率を誇っている。昨年6月のRIZINでは、梅野源治に飛びヒザでの衝撃KOを飾って以来、およそ1年ぶりの試合となる。
蹴り足を痛めた鈴木がKO負けとなった
1R、ともにカーフキックで削り合い。鈴木は踏み込んでのカーフキックでバランスを崩させる。クォンは蹴りからパンチ、ヒザ蹴りにつなげる。鈴木はカウンターのヒザ蹴りをボディへ。さらに三日月で追い込んだ。
2R、試合が始まると鈴木が右ミドルキック。これは当たりどころが悪かったのか、クォンが攻撃を加えようとしたところ、右足を抑えながら鈴木がしゃがみ込む。そのままテンカウントが数えられて鈴木のTKO負けとなった。
＜その他の試合結果＞
▼オープニングファイト第2試合 バンタム級 3分3R
〇安河内秀哉（RIKIX）
判定3-0 ※30-28×2、30-29
●兵庫志門（テツジム関西）
▼オープニングファイト第1試合 ライト級 3分3R
●伊世虎雅（モリタキックボクシングジム）
TKO 2R 0分37秒 ※レフェリーストップ
〇大河内佑飛（RIKIX）
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