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ONEでもKO勝利のヘラクレス戦士がまさかのTKO負け!「ナイフで切ったようにスネがパックリ」会場騒然

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2025/07/16(水)UP

スネがパックリ割れ、無念のTKO負けに…

 7月12日(現地時間)、ブルガリアで開催されたキックボクシング大会『SENSHI 27』のメイン[ヘビー級戦]では、元ONE戦士ヤニス・ストフォリディス(ギリシャ)が1R、強烈なローキックを相手のヒザに打ち込むと、自身のスネがまるでナイフで切られたかのようにパックリと裂けた!
 それでも優勢に試合を進めていたが、止まらぬ出血により試合はストップ。無念の1R 80秒TKO負けとなった。 

【フォト&動画】「ナイフで切ったようだ…」パックリ割れたスネの傷

 ストフォリディスはサウスポーから繰り出す強烈な左を武器とする、25勝(16KO)12敗の強打者。
 2019年のEnfusionヘビー級トーナメントでは優勝し、2022年に参戦したONEでは、左フックで31秒KOを記録している。
 SENSHIには2023年から参戦し、これまでに3勝1敗。勝利はすべてKOによるものだ。

 対するサメド・アグデヴェ(トルコ)は、21歳と若いが、幼少期からキックボクシングを学び、WAKOアマチュア世界大会でも優勝。プロ歴は浅いが、Enfusionなどでの直近2戦はいずれもKO勝利を収めている。

 試合は序盤からギリシャのストフォリディスが、サウスポーからバネのようなステップを駆使し、左ローや飛び込みの左で攻勢を仕掛けた。

 そして、開始30秒ほどで放った左ローが相手の奥足ヒザに当たると、自身のスネに裂傷が走った。その後は蹴りを封印し、パンチ主体で攻めるも、依然として優勢を維持した。

無念のTKO負けに

 しかし、流血し続ける脚を見たレフェリーが試合を中断。ドクターが確認する間、リングサイドからは悲鳴が上がる。「ナイフで切ったような傷だ」との言葉も聞こえる。
 そのままドクターストップが宣告され、1R 80秒TKO決着となった。

 試合前はストフォリディス有利との下馬評であり、リングアナウンスのニコラス・ぺタスも「メインは楽しみ」と語っていたが、まさかの結末となった。

 試合動画がSNSにアップされると、「なんて傷だ」「不運すぎる」「最初の1分で、ヤニスが怪我をしていなければ勝っていたとわかる」「欲求不満で気が狂いそう」「もちろん再戦するよな!」といったコメントが相次いだ。

 期待のメインカードは消化不良に終わったが、ファンの期待通り再戦は実現するのか、今後の展開が注目される。

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