【パンクラス】メインのフライ級王座戦はバッティングで無効試合に!ISAOが復帰戦で失神KO負け、超新星・鈴木悠斗も無念の一本負け
▼第4試合 女子フライ級 5分3R
○ライカ(RIGHT THING ACADEMY)
TKO 2R1分22秒 ※右ストレート
●オノダマン(T-BLOOD)
元女子プロボクシング世界三階級制覇のライカは女子フライ級5位も、重田ホノカ、杉山しずから強豪勢に敗れ3連敗中。49歳にして崖っぷちに立たされているが、対するは52歳のオノダマン。通算戦績1勝1敗と遅咲きの新人だ。“アラフィフ女子対決”の結末は。
1R、オノダマンがパンチを振り回しながら距離を詰め、ライカをケージに押し込みテイクダウン。しかしライカは冷静に立ち上がり、中間距離でパンチをクリーンヒット。オノダマンをケージに押し込み、ヒザ蹴りでダメージを与える。
2R、前進するオノダマンに対し、ライカはステップを踏みながら距離を取り、パンチをヒット。そして前に出るオノダマンとの距離を測りながら右ストレート!
アゴを打ち抜かれたオノダマンが前のめりに倒れると、レフェリー がすぐに試合を止めた。
快心のKO勝利を飾ったライカ。勝利マイクで「1年ぶりの試合、3連敗だったので、何がなんでも勝ちたかった。この勝利は、支えてくれた皆の応援おかげ。これからもやれるところまで突き進む」と、連敗ストップを喜び、現役続行を宣言した。
大会中に、第7代ライト級キング・オブ・パンクラシストの久米鷹介(40=ALIVE)の引退式が行われた。MMA戦績25勝8敗4分(パンクラス戦績11勝3敗)を誇る日本格闘技界を代表する実力者の一人だった。
マイクを持ち、会場から拍手が湧き上がると、「泣かないと決めていたのに」と感極まって号泣する久米。声を震わせながら「今、ケージの試合を観客席から選手が必死に戦っている姿を見て、多くの人達に支えてもらっているから、向かっていけるんだと改めて感じました。皆様の支え無しでは、こんな厳しい戦いはできません。本当に多くの方々に感謝いたします。本当に長い間、ありがとうございました」と深々と頭を下げた。
最後に惜別の10カウントゴングが鳴らされ、名前がコールされると、久米は四方へ挨拶し、ケージを去った。
柔道ベースの久米は06年に第13回全日本アマチュア修斗選手権大会ミドル級(-76kg)で優勝し、21歳でプロに昇格。07年の「HEAT 4」で一本勝ちしプロ初白星を収めた。その後修斗で活躍したが、キャリアの最大のハイライトは、パンクラスのライト級王座を7年間にわたり保持したこと。
16年9月の『PANCRASE 280』で当時の王者の徳留一樹にTKO勝ちし王座獲得。その後に徳留一樹と再戦し、KO勝ちで初防衛に成功。王座は3度の防衛を経て、23年4月30日、PANCRASE 333のライト級キング・オブ・パンクラス王座統一戦で暫定王者のアキラと対戦し、1-2の判定負けを喫し王座統一に失敗した。そして昨年9月の『PANCRASE 347』でライト級王座決定戦で雑賀ヤン坊達也にKO負けし、これをラストマッチとした。通算戦績は38戦26勝(3KO・14一本)8敗4分。
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