【巌流島】空手の菊野が一本勝ちで優勝、小見川も巴投げで沸かせる
▼第10試合 全アジア武術選手権大会トーナメント決勝戦 3分3R
○菊野克紀(沖縄拳法空手/日本)
一本 2R 35秒 ※レフェリーストップ
●小見川道大(柔道/日本)
※菊野が優勝。
アジアの様々な武術(格闘技)をバックボーンに持った格闘家が集結した第1回「全アジア武術選手権大会トーナメント」。決勝の舞台に上がったのは、沖縄拳法空手の菊野と柔道の小見川だった。空手vs柔道という宿命の対決となった。
1R、菊野が前蹴りを突き刺すと小川は道着をつかんで揺さぶりをかけ、一本背負いで寝技に持ち込む。これは時間切れブレイクとなり、スタンドに戻ると菊野がパンチと蹴りで攻める。すると場外近くまで追い込まれ小見川が、見事な巴投げで菊野を宙に浮かせて転落させる。
菊野は右の前蹴りを多用し、今度は小見川を転落させる。さらにパンチで追い込むと小見川は身体を入れ替えて菊野を転落させようとしたが、菊野はバランスを保ってギリギリで落ちるのを防ぐ。この攻防に場内は大いに盛り上がった。
2R。右前蹴りと左三日月蹴りでダメージを与える菊野に下がる小見川。これで小見川は転倒してしまう。菊野がパウンドを打ち込むと、逃れようとした小見川は場外へ転落。レフェリーの「すぐに立って」という声に小見川は反応できず、ずぐに立ち上がることが出来なかったためここでレフェリーストップ。小見川は不服そうな態度を示したが、菊野の優勝となった。
菊野は勝利者インタビューで、「小見川先輩と試合が決まる前から最高に面白い試合になりますねって話をしていたので、怖かったですが勇気を出して行けました。(巴投げは)あれが崖だったら僕は死んでいました。本当に凄い人です」と小見川を称え、「勝つことを考えて練習してきましたが、勝つことを忘れて試合が出来ました。試合に集中できました。こんなスト2(ゲーム=ストリートファイター2)みたいな、刃牙(格闘技漫画)みたいな試合に出られるのは、男として幸せです」と笑顔で歓声に応えた。
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