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【ボクシング】石井慧、韓国のパワーファイターと迫力の打ち合いもドロー

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2023/01/06(金)UP

強烈なパンチを打ち込む石井

 1月6日(金)エディオンアリーナ大阪にてプロボクシング興行『3150FIGHT vol.4』が開催され、第2試合のヘビー級(90.7kg以上)4回戦では柔道北京五輪金メダリストの石井慧(リングネームはサトシ・イシイ=ミツキ)がハン・チャンス(韓国)と迫力のある打ち合いを演じるも判定1(石井)-0で引き分けた。

【フォト】石井の右フックがヒット!迫力の打ち合い!

 プロボクシング戦績は互いに1勝無敗だが、前回の石井の判定勝ちに対し、チャンスはTKO勝利を収めている。

パンチを打ち合う両者

 101.5kgのチャンスに112.5kgの石井、身長は183cmと石井より2cm高いチャンスが1Rの序盤からパワフルなフックの連打で仕掛ける。一発当たればダメージ必至だろう。石井はしっかりガードしながら、サウスポーからオーバーハンドの左をヒットさせる。後半、チャンスが連打を仕掛け、手数で上回る。

 2R以降、チャンスは大振りの思いっきりのいいパワーパンチを振っていくが石井は見切る。そして石井はサイドに回りながらジャブ、そして左ストレートにつなぐ。

 3Rには相手をコーナーに詰めボディの連打から左フックをヒットさせるなど、ペースを握り始める。チャンスはその接近戦でも大振りのフックを仕掛ける。

結果は判定でドローとなった

 最終の4R、石井は圧力をかけ接近戦でボディ、そしてアッパーをヒットさせる。チャンスもロープを背負いながらボディブロー、アッパーで反撃。互いに一進一退だが、石井は、頭をつけた低い体制からボディ、フックを続けて試合終了。ジャッジは一者が39-37で石井、二者が38-38で引き分けとなった。クリーンヒットは石井、手数はチャンスという印象だった。

 石井は21年にはK-1に電撃参戦し33勝。昨年6月には、クロアチアのMMAイベント『FNC6』で40秒でTKO勝利したが、プロボクシングでは未だKOはない。MMAとボクシングは使う筋肉が違うと言う石井、ヘビー級のKOを見せる時が来るのか。この結果で石井は戦績を2戦1勝1分とした。

※全試合結果はこちら

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