【巌流島】「猪木vsアリ」ルールで、田村潔司vs元ボクシングヘビー級世界王者が決定
7月31日(日)東京・有明コロシアムで開催される新異種格闘技「巌流島」の第4回大会『巌流島 WAY OF THE SAMURAI公開検証Final』の記者会見が6月28日(火)都内で開かれ、「猪木vsアリ戦ルール、40年目の公開検証」と題した試合を行うことが発表された。
この一戦はその名の通り、40年前に行われた「アントニオ猪木vsモハメド・アリ」の試合のルールをベースとした試合となる。出場選手は元リングスの田村潔司(U-Style)と元WBFボクシング世界王者エルヴィス・モヨ(ジンバブエ)に決定した。
田村は前回の出場となった3月の大会で敗れており、ルールは異なるが再起戦となる。対するモヨはK-1で活躍した故マイク・ベルナルドのトレーナーを務めたスティーブン・カラコダ氏が、今回の試合に向けて自信を持って送り出してくるボクサーだという。タイトル獲得の実績もあり、体重は田村よりも30kg近く重い114kgだ。
この日の会見には巌流島の谷川貞治・広報部長と田村が出席。巌流島は「選手もルールも未定」という状態から旗揚げし「公開検証」として様々なルールや戦い方の選手を試し、その結果を元にルール改定を行っていくというコンセプト。公開検証は今回がファイナルになる。
谷川広報部長は「巌流島はコンセプトとして公平な異種格闘技戦というもの目指しています。そのうえで異種格闘技戦の原点ともいえる猪木vsアリ戦に立ち返ることは重要な意味を持つし、面白いのではないかと思いました」と、今回の試合の意義を話した。また、田村は「少しでもアントニオ猪木を体感出来たらと思い、オファーを受けました」と意気込みを述べた。
気になる試合ルールについて、谷川広報部長は「猪木vsアリ戦のルールをベースに、両選手とファンの意見を聞きながら改良を加え、大会1週間前を目途に最終決定させたい」と説明。当時のルールは明らかになっていない部分もあるが、ヒジ打ちやヒザ蹴り、レバーへの攻撃、プロレスで認められているチョップやキックなどが反則とみなされているようだ。
田村は「スタンドでのローキックは対ボクサーでは非常に有効。ローキックが無しになった場合、どういう展開に持っていくか、悩むところではあります」と話した。
会見後の質疑応答では記者から「当時、凡戦という声も挙がっていたのでは?」との指摘が飛ぶと、田村は「試合前に凡戦になるかどうか考える奴がいるか、バカヤロー!と言いたいところですが(笑)」と早速、猪木氏のモノマネで返し、会場を笑いに包んだ。
しかし、「僕も正直に言うと凡戦になる可能性が高いのではないかと思います(笑)」と田村がまさかの返答を続けると、谷川広報部長が「凡戦は止めて欲しいですね」と苦笑いを浮かべる一幕もあった。
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