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【RIZIN】米コミッションの競技運営体制を視察

2017/02/11(土)UP

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カリフォルニア州アスレチックコミッションの講座受講オフィシャル集合写真。UFCレフェリーでお馴染みのジョン・マッカーシーらの姿も見える

 MMA(総合格闘技)レフェリー・ジャッジの福田正人氏が、1月21日(土・現地時間)アメリカ・カリフォルニア州ロサンゼルスのザ・フォーラムにて開催された『Bellator 170 -SONNEN VS. ORTIZ-』でのカリフォルニア州アスレチックコミッション(以下、CSAC)による競技運営を視察し、大会翌日には、ヒルトン・ロサンゼルスエアポートホテルで行われたABC(全米ボクシングコミッション協会=各州コミッションの上位機関)主催のレフェリー講習会にも参加した。

 福田氏はRIZIN、パンクラス、DEEP、プロフェッショナル修斗、GRANDSLAM、ZSTなど多くの団体・大会でレフェリー・ジャッジを務めている。今回の渡米はRIZINのレフェリーを務めているジェイソン・ハーゾグ氏からの誘いがきっかけだった。

左がRIZINでもレフェリーを務めるジェイソン・ハーゾグ

「今回のベラトールは今年ユニファイドルール(UFCなど多くのMMA団体が採用しているアメリカのアスレチック・コミッションが制定しているルール)の細かい部分が変更になってから、初めて行われる大きな大会でした。そこでCSACのライセンスを持っているジェイソンから『もし良かったら、アメリカに来ないか?現場を見てもいいし、レフェリーとしても推薦しておくよ』との誘いがあったんです。

 RIZIN事務局にこの話を伝えたところ、『いいお話だからぜひ行って下さい。RIZINだけでなく、日本の格闘技界としてもいい話でしょうから』との返答をいただきまして、現地のコミッションとの窓口になっていただき、スケジュールや通訳の手配等あらゆる面で動いていただきました。日本の格闘技界全体の発展のために考えてもらえていることを感じましたし、感謝しています」

RIZINや多くの国内MMA大会でレフェリーを務める福田氏

 今回はライセンス取得が間に合わずレフェリーとしての参加には至らなかったが、このような米コミッションのオフィシャル(競技スタッフ)に同行する形での参加は、日本人では福田氏が初めてだったとのこと。

 福田氏の目的は「RIZINもそれなりの人員で競技運営体制を敷いていますが、バックステージの細かいところについて海外の運営基準を確認したいところがあった」と言い、「バックステージから入場までの選手管理方法(インスペクター)、バンテージ施工基準(カットマン)、レフェリーやジャッジがどのように行動しているかなどを確認してきました」という。

カリフォルニア州アスレチックコミッション総括のアンディ・フォスター氏(中)
と同ヘッドインスペクターのマーク・レイアス氏(左)

 結論としては「競技運営の形としては、日本でもビッグプロモーションであるRIZINではフォーメーション(競技スタッフの配置)自体は組めていて、人数的にも同じくらい。ただ向こうは公的機関ですし、ずっと同じチームでやっているのでプロフェッショナル度が高いです。こんなに完成している競技運営ってあるんだな、と感動しました」と言うが、「RIZINの競技運営もCSACと全く同じではないにしろ、プロモーターと競技運営陣の役割は明確に分かれています。公的なコミッションがない日本の現状では、どうしてもプロモーターの組織の中にレフェリーが入っているイメージはありますが、実際はプロモーターとレフェリーの立ち位置は意図的に一定の距離感があります。プロモーターさんがレフェリーと会話することすら気を遣うくらいで。RIZINの競技運営も現在のスタンスで続けていけるのであればこういう組織力になる可能性は持っていると思います」との認識。

 福田氏は「日本のいろいろな団体でレフェリーをやらせていただいているので、今回の経験を生かしたいですし、レフェリーの資質向上や、可能であればオフィシャルを管理する制度の構築などが出来ればと思います」と、日本のMMA競技運営の向上に役立てて行きたいと語った。

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