【K-1】武尊に挑む元ストリートファイターは“頭脳派”「打ち合うならスマートに」
4月22日(土)東京・国立代々木競技場第二体育館にて開催の『K-1 WORLD GP 2017 JAPAN ~第2代スーパー・バンタム級王座決定トーナメント~』に出場するIFSフェザー級・MTU同級・TBA同級王者ビクトー・サラビア(アメリカ)の公開練習が、20日(木)都内で行われた。
サラビアはミット打ちで回転の速いパンチの連打や鋭いミドルキック、さらには二段蹴りや飛びヒザ蹴りといった技も披露。「俺は世界のトップになるべく、100%のトレーニングを積んできた。だから、コンディションはもちろんパーフェクトだ」と万全の仕上がりと意欲をアピールする。
今回、K-1初参戦でK-1 WORLD GPフェザー級王者・武尊(KREST)と対戦するサラビア。アメリカのキックボクシングビッグイベント『Lion Fight』でプロデビューし、プロ2戦目でWBCムエタイ・アメリカ王者をKOするなど瞬く間にトップファイターとなった23歳だ。また。かつて小遣い稼ぎのためにストリートファイトを繰り返したという過去も注目を集めている。
「勝つと20ドルくらいしかもらえたかな。基本的にはノールールの戦いだよ。殴り合いがベースで相手をKOさせたり、ギブアップさせたりして決着がつく」とストリートファイター時代を振り返るサラビア。「とにかく自分より大きな相手に挑戦してきたんだ。こういった環境で育ったことが精神的な強さにもつながっていると思う」と落ち着いた口調で語る。
そうした経歴と共に、アメリカでは“Dynamite”(ダイナマイト)の異名で親しまれるなど、アグレッシブな部分がクローズアップされるている感が強い。しかし、本人は「身体能力にも自信はあるけれど、自分は精神的な部分が他の選手より優れていると思う。常に頭の中で考えながら試合をしているよ」と、自らを冷静沈着な頭脳派であると言う。
今回、初参戦でいきなり王者と戦うことになったが、「素晴らしいファイターと戦えることは光栄だよ。世界のベストファイターになるためにはベストファイターを倒さないといけない。それを土曜日の夜に示したい」と意気込む。
さらに、武尊がサラビアと自分のファイトスタイルが似ていると発言したことを耳にすると、「彼は勘違いしているようだね。自分は相手によってファイトスタイルを変えるんだ。だから、彼がもし自分の過去の試合映像とかを見て対策しているなら、当日は驚くことになるぜ」と警告。
また、武尊がバチバチ打ち合いたいとも発言していたことに対しては、「打ち合うならスマートにやるだろう」とニヤリ。自分はただのアグレッシブファイターではないと言いたげな様子で、「打ち合うことが彼のプランなのかもしれないが、俺たちは違ったプランを持っている」と強調した。
「俺はK-1に何か違いをもたらす能力が自分にあると思っている」と確固たる自信をみなぎらせるサラビア。試合に向けて、「今回勝つことができれば、もちろん(武尊の)ベルトにも挑戦したい。さっきも言ったが、世界のベストになるためにはベストを倒さないといけない」と闘志を燃やしている。
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