【K-1】武尊が吐き気、寒気、冷や汗…苦しみ語る
4月22日(土)東京・国立代々木競技場第二体育館にて開催された『K-1 WORLD GP 2017 JAPAN ~第2代スーパー・バンタム級王座決定トーナメント~』の一夜明け会見が、23日(日)都内にて行われた。
会見には、スーパーファイトでIFSフェザー級・MTU同級・TBA同級王者ビクトー・サラビア(アメリカ)を3R2分23秒、KOで約5カ月ぶりの復帰戦を勝利で飾ったK-1 WORLD GPフェザー級王者・武尊(KREST)が出席。昨日の試合を振り返った。
開口一番、感想として出たのはやはり3Rにもらったローブローについてだった。サラビアが放った後ろ蹴りが武尊の急所を直撃してしまい、試合は5分近く中断。武尊は嗚咽してしまうほどのダメージを受け、痛みに悶絶した。ドクターやセコンドからは「ここでやめてもいいんだよ」と声をかけられたが、何とか回復してKO勝ちを奪った。
「途中でアクシデントがあって中断してしまったが、中断中にもファンが声をかけてくれて絶対にここでやめられないって、いいパワーになって頑張れました」と、ファンからの声援があって頑張れたと武尊。
「めちゃめちゃ痛かった。息が出来ないし、吐き気と寒気と冷や汗と……いろいろなものが一気に来て。やられてすぐは戦っている状態だから金的だったとしても殺し合いだったら負けている、そう思って立ち上がろうとしたけれど足に力が入らなくて立ち上がれなかった。
5カ月ぶりの試合なので、ここで終わらせたくないと回復させようと頑張っていましたが、嘔吐したり、冷や汗をかいて、口が乾いてしまいました。あと初めて知ったのは、ラウンド中の出来事なので水を飲んではいけなかったということです。5分くらい汗をかいて口がカラカラになっていたので、水を下さいと言ったらダメと言われて(笑)。これ以上待っていたら本当に乾いてしまうので(戦いに)行きました」
それでも「(試合を)やめてしまおうという気は全くなかった」という。「このお客さんを待たせているのはダメな時間だと思っていました。しょうがないことだけれど、お客さん目線で考えると退屈。それが自分の中ではダメな時間だと思っていて早く(試合に)戻ろうとしていました」と、観客のために一刻も早く試合を再開させようとの想いだった。
また、ローブローを受けた時は睾丸が防御本能で身体の中に入ろうとするため、ジャンプして着地した衝撃で元に戻すのがいいとされていることから、KO勝利後の儀式であるムーンサルト(バック宙)をやった、とも。
「(痛いので)ちょっと迷いましたが、着地した時に“何か”が落ちるかなと思いましたね」と笑った。
※4・22『K-1 WORLD GP 2017 JAPAN』の全試合結果はこちら
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