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【K-1】小宮山、人命救助で覚醒「手から炎が出そう」

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2017/11/16(木)UP

1年2カ月ぶり試合の小宮山。空手仕込みの多彩な蹴りを武器に、強打の相手を仕留められるか

 11月23日(木・祝)さいたまスーパーアリーナ・コミュニティアリーナで開催される『K-1 WORLD GP 2017 JAPAN~初代ヘビー級王座決定トーナメント~』に出場する小宮山工介(K-1ジム北斗会館)の試合直前インタビューが、主催者を通して発表された。

 小宮山は7月に炎上する交通事故現場に遭遇し、ヒジ打ちで車の窓ガラスを壊して負傷者2名を救い出した。当初予定されていた9月大会出場は延期。右ヒジに残ったガラスの破片を取り除く手術などを行ってから、練習を再開した。
 「怪我の影響も心配していたのですが、実際に事故現場に遭遇して何かが覚醒したというか…。ミットやサンドバックをやっていても、自分の手から炎が出そうな感じがしています。早く試合をして、自分がどうなっているのか知りたいですね」と、人命救助の経験は野性に火をつけたようだ。

相手は9月大会で王者・大雅(左)にパンチでTKO勝ちしたスタウロス(右)

 対戦相手は、WKBC・WAKO・ISKA世界スーパー・フェザー級王者スタウロス・エグザコスティディス(ギリシャ)。初参戦となった9月大会では、K-1スーパー・フェザー級王者・大雅をTKOで破るという、衝撃の日本デビューを果たした。

 「非常にパンチが強い選手」と小宮山も認める。「でも僕としては相性がいいと思っているんですよね。スタウロス選手はパンチ主体の選手なので、彼のパンチと僕の蹴りが交錯した瞬間は何かが起こると思いますよ。見ている人たちにもそこを見逃してほしくないし、必ず衝撃的な場面・シーンが訪れると思います」と、相手の強打に蹴りで真っ向対決の宣言。

 昨年9月のスーパー・フェザー級世界最強決定トーナメントでも、得意の蹴り技を生かし、一回戦でパウロ・テバウを完封。だが左足の負傷で準決勝を棄権、約1年2カ月ぶりの試合となる。

 「試合を休んでいる間、少林寺拳法・テコンドー・自分とは違う流派の空手…色々な格闘技の先生たちに、K-1ルールで使える技を学ばせてもらいました。『このタイミングで使えるな』や『こういうコンビネーションが当たるな』というイメージも出来ていて、間違いなく昨年9月の自分とは違うという手応えも感じていますね」と復帰戦に向けて意気揚々。
 
 「まずは1年2カ月ぶりの復帰戦ということで、しっかり戦って勝つことを考えています。そのうえでインパクトある試合をしたいし、ヘビー級の初代王座決定トーナメントを超えるような衝撃を残して勝ちたいですね」とファンへのメッセージを語った。

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