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【RIZIN】ミルコと戦う高阪の覚悟「いつ死んでもおかしくない試合をする」

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2017/11/17(金)UP

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2001年からミルコとの対戦を考えていたという高阪。「叩き潰しに行く」と意気込んだ

 12月29日(金)31日(日)さいたまスーパーアリーナにて開催される『RIZIN FIGHTING WORLD GRAND-PRIX 2017』の記者会見が11月17日(金)都内にて行われた。会見には、大みそかでミルコ・クロコップ(43=クロアチア)と対戦することが発表された高阪剛(47=ALLIANCE)が出席。

「3年連続この場所で会見をさせていただき、最高峰のリングに再度立てることに感謝と光栄な想いを抱いています。それ以上にミルコ。この日本の格闘技の屋台骨を支え続けてきた選手、海外での挑戦も全て見ている選手と拳を交えることが出来るのは今から武者震いが止まりません。最大限のリスペクトをもって叩き潰しにいきます」と意気込みを語った。

 ミルコとは2001年に藤田和之と戦った試合(2001年8月=ミルコの総合格闘技デビュー戦)を見た時から戦いたかった、という。

「自分と藤田は練習もしていたし、盟友ですから。試合を見て、誰も日本人がかなわないんじゃないかとの声も聞かれて“俺がいるやんけ”って想いはあった。でもニアミスがありながら対戦するところには至りませんでした。強く意識したのは昨年。自分がバルトと(RIZIN無差別級トーナメント2回戦で)対戦して次はミルコであろうと仮想を立てていた」

 その試合でバルトに敗れてミルコ戦は実現しなかったが、ミルコと戦うことを想定して戦略は練っていたと言い、「そこで見つかることが多かった」と対策は万全のようだ。

 ミルコからは「来年の大みそかに引退するまでに日本であと数回試合が出来ることを非常に嬉しく思います。この1年間の休養で、今まで蓄積されたダメージや怪我を完全に治して、ここ10年で初めて100%の状態で試合に臨むことが出来ます。そんな私と戦うことを決意してくれた高阪選手のガッツには敬意を表します。ただ彼は100%の状態で試合に臨まないとファンは失望することになる。私には世界一のファンである、日本のファンの皆さんに見せられる試合数は限られている。高阪選手はそれを分かった上で覚悟を持って大みそかのリングに立つべきでしょう」とのメッセージが読み上げられた。

 その覚悟はあるのかとの問いに、高阪は「オフコース(もちろん)」と答えた。

「ただ試合をするわけではなく、自分はリングの上でいつ死んでもおかしくない試合をする覚悟。100%にもっていかないと勝負にならない。それくらいの選手だと認識している」との覚悟。

「昨年は自分自身の戦いが出来なかったのがしこりとしてある。試合翌日の12月30日からトレーニングを再開して、自分の何が最大の武器なのか、どれが一番強いのか、再確認する作業を行ってきました。年末に照準を絞ったのは9月、10月くらいで、何をもって勝つのかは見えてきた。相手にも勝つ、見に来てくれるお客さん、ファン、主催者に対して何を還元できるか、それを全て含めた試合のやり方を考える時間があった。試合はプロフェッショナル、格闘家の命をしっかり見せられる試合をしたい」と、高阪はミルコ戦に懸けるアツい想いを語った。



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