【RIZIN】伊藤盛一郎欠場で才賀紀左衛門が緊急参戦
12月29日(金)31日(日)さいたまスーパーアリーナで開催される『RIZIN FIGHTING WORLD GRAND-PRIX 2017』の記者会見が、21日(木)都内にて行われた。
当初、29日に朝倉海(トライフォース赤坂)との対戦が決まっていた伊藤盛一郎(リバーサルジム横浜グランドスラム)が、スパーリング中に相手の蹴りが顔面に入って鼻骨骨折、右眼窩底骨折を負い全治4~6週間。診断を受けて治療していたが、回復できないと12月14日に判断された。
「伊藤選手は2年連続で年末出場のチャンスを得ながら出られない。こういう選手もいるんだな、と」と残念そうに発表した榊原信行RIZIN実行委員長。伊藤は昨年も出場が決まっていたが、網膜裂孔(もうまくれっこう)の手術のため欠場していた。
代わって才賀紀左衛門(才賀紀左衛門道場/Me ,We)が朝倉と対戦する。「ビザの問題もあって国内選手を探そうと1週間探していました。その中でRIZINが困っているなら俺がやってやると名乗りをあげてくれました。体重は最終調整中(60kgを予定)。朝倉選手も対戦相手が変わってもRIZINに上がることが最近の目標だったので、なくなることは考えられないということで快諾して試合を受け入れました」(榊原実行委員長)
榊原実行委員長によれば、才賀は1週間前にインフルエンザにかかっており別の代打も考えていたとのことだが、会見に出席した才賀は「今回この年末のRIZINに急きょ出場できることはありがたく思っている。年末の大舞台に出られない選手がたくさんいる中、こうやってチャンスが来るのは自分でもラッキーやし、持っているのかなって思う。急に決まった試合ですが、ずっと年末に試合がしたいなって思って練習もやっていたので、年末しっかり勝っていい年を迎えたい」とやる気を見せる。
朝倉の印象は「僕と一緒でストライカー(打撃を主体とする選手)なので、僕にとってはかみ合うかな」と余裕の笑みを浮かべ、「(藤田)大和の試合があるのでミットを持つことの方が多かったけれど、いつでも試合が出来るように練習はプロだからやっていた」と緊急参戦も問題ないという。
当初年末に声がかからなかったことについては「俺がいなくて大丈夫かなと思った」と言い、「プロのファイターなので試合をしてナンボ。強い相手ですが、俺もMMA(総合格闘技)を始めて年末は今回が3度目だし、3年目になるので自信もついた。相手もストライカーなので自信はある」と話す。
出場が決まったのは昨日(20日)で、その直前にはSNSで「年末年始は、久しぶりに家族とゆっくり美味しいご飯でも食べれるかな?」と投稿していたが、「まあ、いいかと思って。(妻でタレントのあびる優からは)えっ、何なの? 今年もゆっくり出来ないねって言われたんですが、僕にとってはありがたいのでしっかりやります」と苦笑い。榊原実行委員長は「ご迷惑をおかけしますが、さいたまでお待ちしております」とあびるにメッセージを送った。
また、10月に写真週刊誌にスキャンダルが掲載されたことについても質問が飛び、「言いたいことはいっぱいありますが、僕はファイターなので試合で見せるのが一番だと思うので、とにかく試合で見せたい」と多くは語らず。さらに今年1年を漢字一文字で表現すると? と問われると“学”をあげた。
「格闘家としてはMMAを始めて来年は3年目。2年目は苦手だった寝技にも磨きをかけた。プライベートでもいろいろあったので学びの年になりました。来年はそれを生かします」と、格闘技でもプライベートでもいろいろと学んだ、とはにかんだ。
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