【パンクラス】ブラジル長身美女のハイキックが端を襲う
2月4日(日)東京・スタジオコーストで開催の『PANCRASE 293』に出場する外国人選手が、1日(木)都内にて公開練習を行った。
日本女子総合格闘界のレジェンド、端貴代(40=和術慧舟會 AKZA)と対戦する“ブラジルの長身美女”バーバラ・アシオリー(24)は、2016年にプロデビューして4連勝し、昨年7月に世界最大の女子総合格闘技団体『INVICTA』に初参戦。しかしこの試合では1RでTKO負けを喫し、今回が再起戦となる。
対する端も、2014年にINVICTAに参戦してフライ級王者バーブ・ホンチャクに挑戦し、判定で敗れている。だが端は総合戦績15勝6敗の戦績を持つベテランで、昨年末のRIZINに参戦した美女格闘家・杉山しずかを破ってDEEP JEWELS初代ミドル級王座も獲得している。その端を破れば、知名度は一気に上がるわけだ。
公開練習でバーバラは173㎝の長身から繰り出す豪快なハイキックや重いフック、ストレートを叩き込んで、巨大なサンドバッグを軋(きし)ませた。
男性コーチを相手にしたグラウンド(寝技)練習では、強烈なパウンドやヒジ、そして下からの三角絞めも見せた。
練習後、“日本のレジェンド”端の印象を問われると「端は日本だけじゃなく、世界的なMMA(総合格闘技)レジェンドだと思う。彼女と対戦できることになって、とても光栄だわ」とリスペクト。
「端は密着して戦うスタイルだけど、私は打撃で離れて戦うタイプ。だから、異なるスタイルが激突する、とても面白い試合になると思う」と名勝負となることを予想する。
昨年のINVICTAでキャリア初黒星を喫し、今回が再起戦となることについては、「この試合を含め、1戦1戦がすごく重要になるわ。パンクラスの試合は『UFCファイト・パス』(会員制の有料ネットTV)でも放送されるので、世界中の人が見てくれるはず。それにパンクラスは、私も昔からずっと憧れいてた老舗団体だから、ここで自分の歴史を築いていきたい」と、日本で”メイク・ヒストリー”宣言。
さらにバーバラは、ブラジルだけでなく、アメリカ・カリフォルニアのチーム・アルファメールでも特訓していることを明かした。『UFC名誉の殿堂』入りしたユライア・フェイバー率いる北米軽量級最強チームだ。ここには、UFCに参戦中の石原“夜叉坊”も所属して練習している。
美女なのでプレイボーイの夜叉坊に口説かれなかったか? と質問されると、「彼とは話をしたこともあるし、噂はいろいろ聞いてるわよ」と、いたずらっぽい笑みを浮かべるバーバラ。「でもジムには鬼コーチもいるし、口説かれたことはないわ。みんな真面目に練習してるわよ」と、さすがの夜叉坊も、ジムでは真剣に練習している、とのことだった。
今回、どんな勝ち方をしたいか問うと、「日本で戦えることだけでもすごく光栄だけど、できればKOかサブミッションで一本勝ちしたい。場合によってはフルラウンド戦うことになるかもしれないけれど、どんな展開になっても、アグレッシブな戦いを見せたいわ」と誓う。
「KOなら、ストレートかフック、ハイキックで倒したいし、サブミッションなら得意のキムラロック(アームロック)か三角絞めを極めたい」と、立ち技でも寝技でも得意技でフィニッシュを狙う。
笑顔を見せると、非常にかわいらしい24歳だが、パンチもキックも非常に強烈だ。端に恐るべき強敵が襲いかかる。
(写真・文:稲垣 收)
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