【RIZIN】浅倉カンナ、王者として「狙われる状況で強くなる」
5月6日(日)マリンメッセ福岡にて開催の『RIZIN.10』で、メリッサ・カラジャニス(30=カナダ)と対戦する、RIZIN女子スーパーアトム級王者・浅倉カンナ(20=パラエストラ千葉)が、4月24日(火)都内にて公開練習を行った。
DEEP JEWELSアトム級王者・黒部三奈(40=マスタージャパン)とグラップリング(組み技)のスパーリングを行った浅倉は、得意のタックルでテイクダウンを奪い、スムーズな寝技の動きを披露。下のポジションになっても黒部をフロントチョークで捕えるなど、好調ぶりを感じさせた。
公開練習終了後、「ここまで順調に練習を続けて来て、追い込みも今週で終わりです。しっかり準備できています」と、話す浅倉。
今年初戦の相手となるメリッサは、アメリカの老舗団体『KOTC』を主戦場とし、粘り強いファイトを信条にしているオールラウンドファイター。昨年8月には山本美憂を腕十字で下しているアンディ・ウィンに判定勝ちしている。
メリッサについては「あまり(映像を)観ていないのですが、打撃の勢いが凄くある選手でした」と評し、対策は「自分の得意な部分で勝負して自分のペースで戦う事が出来れば勝てます。(タックルで攻める?)そうですね。でも打撃も徐々に上達しているし、寝技も少しずつですが技術が上がっていると思います」と話し、成長している打撃も織り交ぜながら得意のタックルでテイクダウンしていく、という。
また、公開練習の相手を務めた黒部とは、昨年10月から始まった女子トーナメントよりも前から練習していると言い、「週一でマンツーマンでみっちりと練習をお願いしています。普段は道場(所属するパラエストラ千葉)の男子プロ選手と練習しています。(元修斗世界フライ級王者の内藤)のび太さんとか、のび太さんの弟さんの頌貴(のぶたか)さんとか、です。男子選手と練習する事が多いので、同じ階級の女子選手と実戦に近い練習が出来る事は、毎週、凄く良い練習になりますね。
覚えた技を男子選手に掛けても中々掛からない事があるのですが、そういう技を女子同士の練習で試してみたり。(他に女子選手とは練習するのか?)たまにありますが、基本的に黒部さんとが一番多いですね」と、黒部との練習がとても充実しているという。
黒部も「本当にタックルは前から強かったのですが、その後の寝技の展開が最近はどんどん成長していると思います。(テイクダウンされると)なかなか立ち上がるのも大変だし、極めも強くなっています。(トーナメントで優勝して以降、浅倉は)自信が付いてますね」と、共に練習していて浅倉の成長を感じているようだ。
そして、メリッサとの試合については「安易にタックルに入らない方が良いですね。上を取ったらキープして(相手の体力を)削れば良いと思います」と、アドバイスを送った。
浅倉は先日、フジテレビのバラエティ番組『ジャンクSPORTS』に出演し「ちょっとだけ(Twitterの)フォロワーが増えました」と笑顔で話し、今年の展望については「基本的には(RIZINに)全部出たい。始まりが5月で(昨年末から)時間が空いたので、後半はぼんぼん出たいです。(戦いたい相手はいるか?)面白い試合が出来るなら誰とでも戦います。挑戦はしたいです」と意気込み、今年下半期の7月、8月、9月、12月と大会が続くRIZINに全て出場したいという。
最後に、今大会で待望のRIZINデビューを果たす元INVICTA FCアトム級世界王者・浜崎朱加については「世界チャンピオンの試合なのでしっかり観たいです」と謙虚にコメントしたが、浜崎を含め多くの女子選手から狙われる立場になった事には「チャンピオンになったから狙われるのであって、その状況で強くなれるように練習しています」と語り、王者としての頼もしさを感じさせた。
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