【Krush】挑戦者443が女王・松下えみを批判「王者には不向き」
6月30日(土)東京・後楽園ホールにて開催される『Krush.89』の対戦カード第一弾が、4月24日(火)都内で行われた記者会見で発表された。
Krush女子アトム級タイトルマッチとして、王者・松下えみ(36=T-KIX GYM)が443(よしみ/30=NEXT LEVEL渋谷)の挑戦を受けての初防衛戦を迎える。
松下は昨年行われた初代Krush 女子-45kg(現アトム級)王座決定トーナメントで、平岡琴とCOMACHIを破り優勝。初代王座に就いた。挑戦者の443はそのトーナメント準決勝でCOMACHIに敗れたが、1月大会ではNJKFミネルヴァ・アトム級王者C-ZUKAに1RでKO勝ち。そのインパクトある勝利が決め手となって、今回挑戦者に選ばれた。
松下は「今回が初防衛戦ですが、しっかり倒して王者として君臨したいと思います。443選手とは遅かれ早かれいずれ対戦すると思っていました。(ほかにもタイトルを持っているが)防衛戦は初めてなのでプレッシャーはありますが、王者として堂々と誇りを持って戦い抜きたいと思います」とあいさつ。443の印象は「パンチも蹴りもバランスがよくて素晴らしい選手だと思います」と評した。
対する443は「Krushらしい倒せるパンチで次もしっかり勝って、憧れのカッコいいKrushのベルトを巻きたいと思います。あと2カ月間しっかり練習してきます」と意気込みを語ると、「松下選手はいろいろなルールで勝って凄く強い選手だとは思っていますが、器用ではない選手だと思っています。あと、Krushの王者としては不向きかと勝手に感じています」と、いきなりの王者批判。
「Krushという大会はクラッシュしてナンボだと思っています。松下選手は正直がガチャガチャグチャグチャやって突進力で勝ちをもぎ取っている選手。そういう選手よりは私のように攻撃力がある選手の方が盛り上がるんじゃないか、という意味でふさわしくないと発言しました。宮田さんも多分、私の方がファイトスタイルは好きではないかと勝手に思っているのでベルトを奪いたいと思います」と、自分こそKrushの王者にふさわしいと言い放つ。
この言葉を受けて宮田充K-1プロデューサーは「それぞれ良さや個性があります。KOすればいいというものではないですが、プロモーターとして期待するのは見ているお客さんがアツくなれる試合が出来るというのが一番大事かなと思います。望むのはKO決着です」と、はっぱをかけるひと言。
443と宮田プロデューサーからプレッシャーをかけられる立場となった松下は、「器用ではないですけれど、器用に技術も磨いていきたいと思っています。トーナメントでしっかり勝って堂々とベルトを獲ったので、これから王者らしく君臨できるように勝っていきたいです。
試合でグチャグチャになってしまうのは自分でも分かっているところなので、いま日々の練習で倒せる新しいメニューをしていて自分の成長を意識しています。会場を沸かせられるのはKOだと思いますし、試合を見るとそう見られがちですが私自身も倒したいと思って練習しているので、6月の試合では443選手のようにKOで勝てるように頑張ります」と、443の挑発には乗らず、次に試合を見て欲しいと答えた。
また、今大会ではトリプルタイトルマッチとして男子2試合のタイトルマッチも組まれているが、443は「“女子だから”と言われるのが嫌なので、しっかり倒して誰がどう見ても分かりやすいKrushらしい試合にしたいと思っています」、松下は「男性なので力強いファイトが見られると思いますが、女子だからと言って技術だけではなく力強く倒せる、堂々と真っ向勝負で会場が沸くような試合をしたいと思っています」と、男子への対抗意識も燃やした。
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