【K-1】木村ミノルが目指すバンナ、ハント、セフォーらの時代の一撃KO
6月17日(日)さいたまスーパーアリーナ・コミュニティアリーナで開催された『K-1 WORLD GP 2018 JAPAN~第2代フェザー級王座決定トーナメント~』の一夜明け会見が、18日(月)都内にて行われた。
第12試合のウェルター級スーパーファイトで、Bigbangウェルター級王者・山際和希(29=谷山ジム)を左フックの一撃で1R1分48秒、KOした木村“フィリップ”ミノル(24=K-1ジム五反田チームキングス)が会見に出席。
「昨日は妙に冷静で、一発で仕留めようと狙っていました。練習でやってきたことを出せるようになってきて、気持ちいい試合が出来ました」と、一発KOは狙っていたとコメント。
「自分がなりたい選手に近付ける試合が出来た気がします。90年代のK-1選手がやるKO勝ちは一撃KOだったじゃないですか。僕は90年代のK-1を見て育ってきたんですが、そういう試合をしない選手が増えてきている中、僕はそういう試合をやりたくて。今のK-1は新しいK-1ですが、気持ちも新しくなってはいけない。僕はオールドスクールの伝統のK-1スタイルをやりたい。そう決めていてそれが出来たから嬉しいです」と、90年代のK-1を意識した戦い方だったと話す。
2試合連続での一撃KOについて「僕のパンチの破壊力で言ったら、一撃で仕留めることは絶対に出来る。以前はどこかで自信を持っていなかったのか分からないけれど、手数を無駄に出して勝とうとしていたのがあった。そこを見極めて一撃で仕留められたのが成長だと思うし、さらにその精度の一撃を連打でまとめられれば凄い選手になれるので、その成長に一歩進めたと思います」と、理想のスタイルへ近付いたという。
理想とするオールドスクールの選手にはジェロム・レ・バンナ、レイ・セフォー、マーク・ハント、マイク・ベルナルドと、いずれも一撃で相手をマットに沈める選手の名前をあげた木村。「格闘技のことを何も分からない時に見たのがそれ。初めて見たそれを正しいと思っているから、俺は俺の美学を追求するだけです」と、昔見たK-1こそが自分にとっての“格闘技”だとする。
しかし、ただ昔のスタイルを真似るだけでなく「いろいろな選手から、いろいろなことを採り入れています。昔の凄い選手たちの荒々しさを残しつつ、現代のテクニカルなキックボクシングも出来ないと勝てないとも思うので、オールドとニュースクールのミックスが僕のスタイル。昔のK-1ファンも僕のKOを見てアツくなってくれればと思うし、今のテクニカルなキックボクシングを見てるファンにも“コイツは面白い”と思われる選手になりたいです」と、昔のファンも今のファンも楽しめる試合が理想のようだ。
また、かねてからアピールしているタイトルマッチについては「今の心境は、来たものは全部受けるつもりなのでどうなるか分からないし、待っていますって感じです。あとは運やタイミング、いろいろなことが決めること。いつ来てもいいように準備はしています」と、目の前の敵を倒していくだけと語った。
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