【Dynamite!!】12・31波乱続出の大晦日、桜庭が田村に判定負け!ハリ、キン肉マンも敗れる
▼第8試合 DREAMヘビー級(93.1kg以上) PRODUCED by DJ OZMA~Featuring ゆでたまご~
○ボブ・サップ(アメリカ/チーム・ビースト)
TKO 1R5分22秒 ※レフェリーストップ
●キン肉万太郎
試合前、スペシャルプロデューサーのDJ OZMAがピンクのド派手な衣装で登場。今日で芸能界を引退するDJ OZMAはステージ、花道で自らの曲を熱唱。そして今大会でデビュー戦を迎えるキン肉万太郎を呼び込んだ。
万太郎は漫画と同じコスチューム、そして戦闘用のマスクを着用してリングイン。久々の日本登場となったサップはお馴染みの白いマントを使ったパフォーマンスで現れた。
1R、万太郎は突進するサップをタックルでテイクダウン! サイドポジションで押さえ込むと、そこから鉄槌。サップは万太郎の体を押して立ち上がるが、万太郎はすぐにサップをテイクダウンして、マットに寝かせる。万太郎は上四方からチョークスリーパー。
暴れるサップを抑え込んで、顔面に細かくパンチを落とす。押さえ込まれる展開が続くサップだったが、万太郎の体を両手で跳ね除けてポジションを入れ替える。そしてサップは万太郎のタックルを潰して、スタンドを要求する。
スタンドに戻るとサップが強烈な左右のパンチ! これを受けた万太郎は顔をそむけてしまう。すかさずサップはそこにパンチの雨あられ! 万太郎の動きが止まったところでレフェリーが試合を止めた。
▼第7試合 K-1甲子園決勝(62.0kg以下) ※延長2分1Rあり
○HIROYA(主催者推薦/セントジョーンズインターナショナルハイスクール/フリー)
延長判定3-0 ※3者とも10-9
●卜部功也(関東地区優勝/千葉県立岬高校/西山道場)
今年のK-1甲子園決勝に駒を進めたのは優勝候補筆頭のHIROYAと激戦区関東予選を勝ち抜いた卜部。国歌斉唱の後、試合のゴングが鳴らされた。
1R、構えを細かくスイッチする卜部。HIROYAはガードを高くして、右ミドルを蹴る。卜部はサウスポーも構えてインローと左ミドル。
HIROYAはジャブを突きながら距離を測り、右ミドルを飛ばす。互いにローと前蹴りを出す静かな展開が続く。
HIROYAは右ストレートを打って、それをフェイントにして前に出る。卜部はジャブとインロー。HIROYAは右ボディストレート、右ストレートで飛び込むと、卜部もすぐにパンチを返す。動きは少なかったものの、緊張感のあるラウンドとなった。ジャッジは3者とも10-10のイーブン。
2R、左フックで飛び込むHIROYAに卜部は左アッパー、右フック。卜部が離れた間合いから左ストレートを打つ。
HIROYAは右ボディストレート、そして距離が詰まると卜部のボディに右のヒザ蹴りを突き刺す。HIROYAの右ローに細かいパンチをまとめる卜部。
HIROYAはそれをブロックして、右ストレートを返す。パンチの回転力で上回る卜部はHIROYAにパンチをブロックさせて、右のパンチに左ストレートのカウンター! この一発でHIROYAが後退。
そこをすぐにパンチで追いかける卜部だったが、HIROYAの下がりながらの左フックがヒット! 今度は卜部がバランスを崩す。互いにパンチで見せ場を作ったラウンドは9-9、10-10、10-10とイーブンの採点がつけられた。
3R、離れた間合いから左右のストレートで前に出る卜部。HIROYAは頭を振って距離を詰めようとするが、なかなか卜部の動きを捉えきれない。
左ストレートから右フックを返す卜部。HIROYAは右ストレートで飛び込むが、卜部がそれをブロックして右フックを返す。HIROYAも卜部の左ストレートを空振りさせてすぐに右ストレート。ワンツーで前に出て右ミドル、右ローを蹴るHIROYA。
卜部がHIROYAのパンチをディフェンスして、すぐにパンチを返す。拮抗した試合は判定29-29、30-30、30-30のドロー。昨年に引き続き、K-1甲子園の決勝は延長戦にもつれ込む。
延長R、右ストレート、左ミドルを出すHIROYA。HIROYAはインローと前蹴りで卜部を下がらせて右ストレートを打つ。卜部は頭を低くしてHIROYAのボディに左右のストレート。
HIROYAは卜部のパンチをブロックして左フック。卜部も左ストレートで距離を詰めてパンチをまとめる。このラウンドも最後まで両者譲らない展開が続いた。
判定は10-9、10-9、10-9でHIROYA。延長Rで卜部を手数で上回ったHIROYAがK-1甲子園優勝を果たした。
試合後、表彰式で魔裟斗からベルトを贈呈されたHIROYAは「皆さん、ありがとうございます。今日はしんどい試合になってしまって、この場で見せられる試合じゃなかったですけど、今年は優勝できました。
魔裟斗さんの約束があって、僕も優勝できて良かったです。これからも格闘技を盛り上げていくのでよろしくお願いします」と喜びを語った。
▼第6試合 DREAMウェルター級(75.0kg以下)
○アンディ・オロゴン(ナイジェリア/フリー )
KO 1R3分52秒 ※左フック
●坂口征夫(坂口道場)
念願の大晦日初参戦を果たした坂口のセコンドには試合前の予告通り、実弟の坂口憲二がつく。
1R、互いに間合いを探る状況からオロゴンがジャブ。坂口はタックルから組み付いてオロゴンをロープ際まで押し込むと投げでテイクダウン!
一度はサイドポジションを取ったものの、オロゴンは足を入れてハーフガードに戻す。下から完全に坂口の体をホールドするオロゴン。
坂口は膝を抜いてマウントポジションを狙いながら三角絞め! オロゴンは体を起こしてそれを必死にディフェンス。頭を引っこ抜くと、イノキ・アリ状態からスタンドを要求する。
スタンドでの再開後、オロゴンは突っ込む坂口に右アッパーから左フック! これで坂口が尻餅を突くと、オロゴンがパウンドを連打! 坂口の動きが止まったところで、レフェリーが試合をストップし、オロゴンが豪快なTKO勝利を収めた。
▼第5試合 DREAMライト級(68.0kg以下)
○中村大介(U-FILE CAMP)
一本 1R2分43秒 ※腕ひしぎ十字固め
●所 英男(チームゼスト)
田村の愛弟子・中村とリングスファン所による一戦。両者共にグラウンドで動き回るファイトスタイルを信条としており、好勝負が期待される。
Tシャツを脱ぎ捨て、ショートパンツとレガースというコスチュームのままリングインした中村に対し、所は初めて黒いガウンを着用して登場した。
1R、ガードを下げた中村に所がタックル。すると中村はその腕をアームロックに捕らえて、すかさず腕十字。所の腕が伸びるが、所も必死にそこから脱出する。そして所は中村の後ろに回りこんでバックドロップ。
しかし中村はその動きに合わせて体を回転させて腕十字。所はこれも体を動かしてディフェンスすると、逆に所が中村に腕十字を狙う。互いに腕十字を狙い合う展開が続く。そして中村が所の右腕に腕十字!
両腕をクラッチして必死にディフェンスする所だったが、中村は声を上げて所の腕を伸ばすと、所がタップ! 試合前の期待を裏切らないノンストップバトルの末、中村が一本勝ちを収めた。
試合後、中村は「自分はまだまだなんで言える立場じゃないですけど、もっと勝ち続けて挑戦し続けていきたいと思います」と控え目のマイクアピールで締め括った。
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