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【UFC】ファブリシオ、一本勝ちでヘビー級王座統一

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2015/06/13(土)UP

 

▲正規王者ベラスケスに一本勝ちし、統一ヘビー級王者となったファブリシオ

Zuffa
「UFC 188-VELASQUEZ VS. WERDUM-」
2015年6月13日(土・現地時間)メキシコ・メキシコシティアリーナ

▼UFC世界ヘビー級王座統一戦 5分5R
○ファブリシオ・ヴェウドゥム(ブラジル/UFC世界ヘビー級暫定王者)
一本 3R2分13秒 ※フロントチョーク
●ケイン・ヴェラスケス(アメリカ/UFC世界ヘビー級)
※ファブリシオが王座統一。

 両者は2014年11月の『UFC 180』で対戦するはずだったが、ベラスケスが怪我で欠場。ファブリシオと元K-1ヘビー級王者マーク・ハントで暫定王座決定戦が争われ、ファブリシオがTKO勝ちで暫定王座に就いた。

 ベラスケスは2013年10月以来の復帰戦となり、今回が3度目の防衛戦。ファブリシオが勝利すれば正規王者となる。

 1R、ベラスケスの左フックに尻餅をつくファブリシオ。ベラスケスは左右フックで打ち合いに持ち込む、ファブリシオは首相撲からのヒザ蹴りで応戦する。さらにタックルでテイクダウンを奪い、上からヒジを落とす。

 立ち上がったベラスケスはさらにパンチで攻めていき、右ストレートを3連続ヒット。ファブリシオもワンツーで前に出て行くが、蹴り足をキャッチされて転倒する。ベラスケスは寝技を警戒して深追いはしない。

 2R、ファブリシオの連打がベラスケスをとらえ、ベラスケスは左目上から流血。パンチを打っては首相撲で組み付き、ベラスケスのスタミナを奪うファブリシオ。ワンツー、右アッパーをヒットさせ、右ヒザでベラスケスのアゴを跳ね上げる。

 3R、ベラスケスはパンチの連打から左ハイキックを見舞うが、ファブリシオのパンチ連打からの首相撲に捕まってヒザ蹴りをもらう。焦ったのか、ベラスケスは不用意にタックルへ入り、ファブリシオは待っていましたとばかりにフロントチョーク。これがガッチリと極まり、ファブリシオが一本勝ち。

 ヘビー級王座を統一したファブリシオは、「チャンピオンになれて嬉しい。標高が高い会場だったので、1カ月前に入ってトレーニングを積んできました。あのギロチン(フロントチョーク)はずっと練習を積んできたものです」と勝利者インタビューに答え、飛び跳ねて喜んだ。
【関連動画】ファブリシオ・ヴェウドゥム直伝 3つのスーパーテクニック 


 

▼ライト級 5分3R
○エディ・アルバレス(アメリカ/元ベラトール世界ライト級王者、UFC世界ライト級9位)
判定2-1 ※29-28、28-29、29-28
●ギルバート・メレンデス(アメリカ/元ストライクフォース世界ライト級王者、UFC世界ライト級4位)

 日本でも知名度の高い元ストライクフォース世界ライト級王者メレンデスと、元ベラトール世界ライト級王者アルバレスの一騎打ちがついに実現した。

 1R、両者とも慎重な立ち上がりだが、メレンデスがアルバレスのアッパーに右ヒジを合わせてクリーンヒットを奪い、さらに左縦ヒジもヒットさせた。アルバレスは左目が大きく腫れあがる。

 2R、お互いにあまり手が出ず、場内からはブーイングが起こる。長いリーチから左右のパンチを伸ばすメレンデスに対し、アルバレスはタックルを仕掛けて残り40秒でようやくメレンデスに尻餅をつかせたが、メレンデスはすぐに立ち上がった。

 3Rが始まってすぐにタックルに行くアルバレス。リフトアップしてテイクダウンするが、メレンデスはすぐに立ち上がる。両者ともパンチの空振りが目立つ。

 メレンデスは大きく肩で息をし、スタミナ切れは明白。それでもパンチを振り回し、アルバレスはバックハンドエルボーを見舞う。アルバレスの左フックでメレンデスは右目上から流血。

 判定は2-1と割れ、アルバレスが勝利。「1R後半からテイクダウンが決まり始めて、自分のリズムが取れた」と勝因を語った。


 

▼ミドル級 5分3R
○ケルヴィン・ガステラム(アメリカ/UFC世界ウェルター級10位)
TKO 2R終了時
●ネイサン・マーコート(アメリカ/元パンクラス・ミドル級王者、元ストライクフォース世界ウェルター級王者)

 1R、お互いにワンツーを伸ばす中、押していくのはガステラム。テイクダウンも奪ってバックマウントに行くが、マーコートはすぐに脱出。しかし、ガステラムの左アッパーで動きが止まり、左右フックで一方的に殴られ続ける。

 2R、パンチでボディを攻めるガステラムにマーコートは身体を丸めてしまう。そこへガステラムが顔面へヒザ蹴り。倒れたマーコートにパンチを連打し、ヒジも叩き込む。マーコートは足関節技で逆転を狙ったがガステラムは脱出。

 2R終了後、インターバル中にマーコートは試合続行不可能を告げ、ガステラムのTKO勝ちとなった。ガステラムは「今回はミドル級で試合をしたが、ウェルター級に戻るかもしれない」と勝利者インタビューで語った。


 

▼女子ストロー級 5分3R
○ティーシャ・トーレス(アメリカ/UFC女子世界ストロー級5位)
判定3-0 ※30-27、29-28、29-28
●アンジェラ・ヒル(アメリカ/UFC女子世界ストロー級15位)

 トーレスはアマチュアムエタイで16勝4敗、MMAは5戦全勝。ヒルはアマチュアムエタイで14勝無敗、MMAは2戦全勝。

 1R、ヒルが圧力をかけてトーレスを金網際に追い詰めると、トーレスはタックルで組み付く。ヒルは首相撲からのヒザ蹴り。トーレスはテイクダウンに成功するが、攻めきれない。

 2R、再びトーレスがパンチからのタックルでテイクダウンを奪う。マウントポジションを奪いにいくトーレスだがヒルが防ぎ、残り40秒でブレイクに。

 3R、ヒルが圧力をかけて前に出ると、疲れが見えるトーレスは何度もタックルに行くがテイクダウンを奪うことは出来ない。

 膠着が多くブーイングも起こってしまった試合は、トーレスが判定で制した。
【関連動画】ファブリシオ・ヴェウドゥム直伝 3つのスーパーテクニック 

写真/(C)Photo Courtesy of UFC

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