【UFC】激闘男スワンソンが5連勝、タイトル戦を要求
「UFC FIGHT NIGHT:Nashville」
2017年4月22日(土・現地時間)アメリカ・テネシー州ナッシュビル
ブリヂストン・アリーナ
▼フェザー級 5分5R
○カブ・スワンソン(アメリカ/UFCフェザー級4位)
判定3-0 ※50-45、49-46、49-46
●アルテム・ロボフ(ロシア)
スワンソンは2016年12月の『UFC 206』でチェ・ドゥホに判定勝ち。この試合は、UFCのデイナ・ホワイト会長が自身のツイッターで「ファイト・オブ・ザ・イヤー」だと絶賛し、UFC公式サイトでも“コナー・マクレガーvsネイト・ディアズ2”を抑えて、スワンソンvsチェ戦が“2016年最高試合”の第1位に選出されるほどの名勝負だった。今回も勝てば連敗からの復活後4連勝となり、タイトル戦線への復帰もある。
対戦相手のロボフはUFCライト級王者であるコナー・マクレガーと同門。“ザ・ロシアン・ハンマー”と呼ばれ、2016年11月には石原“夜叉坊”暉仁を下している。
1R、さっそく巻き起こる「USA」コールだが、最初にテイクダウンを奪ったのはロボフの方。スワンソンが立ち上がるとロボフはすぐに離れる。スワンソンは左右ロー、右ミドルと蹴りを多用、右ボディストレートも突き刺す。ロボフも負けじと右ロー、左右ボディブローを打つ。
2Rもボディブローとローで攻めるスワンソン。両者とも一発攻撃を入れては離れる。中盤に組み合うと両者はヒザ蹴りを打ち合い、終盤まで組み合ったまま。残り2分を切ったところでスワンソンがテイクダウンに成功し、バックを奪う。
3Rはお互いに単発のパンチを当てていく展開。正面に立ってのパンチの交換が続く。しかし残り3分を切ったところで、スワンソンがパンチをパンチを出しながら前進し、右フックをクリーンヒット。さらに右ストレートからの後ろ回し蹴りもヒットさせ、ロボフが下がる。
ロボフがパンチで前へ出ようとすると、カウンターの右縦ヒジを合わせてロボフの右まぶた上をカットして流血に追い込む。スワンソンは左フックからの左ハイキック、右ストレート、片手をマットに着いてのハイキックと次々ヒットを奪っていった。
4R、ロボフが挽回しようとフック&アッパーで攻めるが、スワンソンはバックスピンエルボーを直撃させる。さらに左フックと有効打が目立つ。疲労の色が濃いロボフだが、パンチ、蹴り、テイクダウンと攻めの姿勢は崩さない。終盤にはスワンソンが右フック、左フック、右ストレートで攻勢をかける。
5R、スワンソンのパンチにテイクダウンを狙うロボフ。スワンソンはことごとくテイクダウンを防ぎ、パンチを放っていく。残り30秒を切ると、スワンソンが投げを見舞ってテイクダウンに成功。さらにパンチでの打ち合いも見せ、攻めに攻めたスワンソンが判定勝ち。
勝利したスワンソンは「コーチたちが“効いているぞ!”って言うんだよ。ウソだろうって思ったんだが信用して攻撃したんだ。俺はもう長いこと試合をしてきたから、下の選手たちが挑んでくるような立場になったってことだ。いい試合だった。試合 前は向こうがこっちを怒らせようとしていたのは分かっていた。でも、こういう激闘の後はお互い称え合えるものさ。ぜひア ルドとホロウェイのタイトルマッチの勝者と戦いたいね」とタイトルマッチを要望した。
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▼ライト級 5分3R
○アル・アイアキンタ(アメリカ/UFCライト級14位)
TKO 1R 3分15秒 ※右ストレート
●ディエゴ・サンチェス(アメリカ)
2015年4月のホルヘ・マスヴィダル戦以来、試合から遠ざかっていたアイアキンタが復帰戦。29勝9敗のベテラン、サンチェスと対戦した。
1R、低く構えてパンチで前に出るサンチェスにアイアキンタは右ロー。アイアキンタは左フックを放つと、一瞬棒立ちとなったサンチェスに右フックがクリーンヒット。ダウンしたサンチェスに襲い掛かるアイアキンタだが、サンチェスを立たせると右ストレートを打ち抜いた。
その場にグシャッと潰れるようにダウンしたサンチェスを見て、レフェリーは即座にストップ。アイアキンタが壮絶なKO勝ちを飾った。
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