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【ムエタイ】福田海斗、超ビッグマッチで勝利ならず

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2017/12/21(木)UP

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ラジャダムナンスタジアム創立72周年記念興行
「スック ソーソムマイ+シェフブントゥム」
2017年12月21日(木・現地時間)タイ・ラジャダムナンスタジアム
情報提供:
MuayThai Super Fight

オムノーイ現役ランカーのカノンスック(左)をヒザで追い込む福田(右)

▼第2試合 115ポンド契約
〇カノンスック・コーカンパナート(タイ/サイアムオムノーイスタジアム バンタム級10位)
判定
●カイト・ウォーワンチャイ(=福田海斗/キング・ムエ/元タイ国プロムエタイ協会フライ級王者)

 1年で最も大規模であり、その年のスター選手が出場する “オールスター戦”の創立記念興行に唯一の外国人選手として出場した福田。しかもメイン前第2試合に抜擢されタイ側の期待の大きさがうかがえる。ここは是非とも勝利を手にして来年には王座挑戦に繋げたい福田であったが……。

 対戦相手のカノンスックも現在連勝中の若手有望株であり、福田より1階級上のバンタム級でランクインしている強豪。今回は地元チャチュンサオではなく、今興行のプロモーター・ソーソムマイ氏のジムでトレーニングを敢行しており、1階級上の現役ランカーということを相まって試合前賭け率は7-4とカノンスックがリードしていた。

 1・2R、カノンスックがサウスポーからの左ミドルをタイミングよく蹴るが、福田は完璧にヨックバン(スネブロック)でディフェンスしポイントを与えない。とはいえ、福田もサウスポーの距離感に苦しみ、インローをヒットさせるくらいでこちらもポイントを奪えない展開。

 3R、両者が得意とする首相撲へ。深く組んで距離が近くなり、お互いポイントを奪うほどのヒザが出せない展開が続く。離れればカノンスックは左ミドルを当てるも福田は左でヤッサイ(押しヒザ)を当て、ほぼ互角の状態。しかし賭け率は5-1と大きくカノンスックがリードしてしまう。カノンスックの攻撃がヒットしポイントを奪っているというよりは、攻めあぐねている福田が嫌われたようだ。

 4R、首相撲の状態からテンポよくヒザを蹴っていく福田。離れてカノンスック左ミドルを当てられるがしっかりとパンチを返したものの、組みにいったところをうまくコカされてしまった。カノンスックは深く組んで福田の動きを封じる作戦で、このポイントを守ろうとする。福田も右ミドルを蹴っていくもカノンスックの足を狙った前蹴りでクリーンヒットを阻まれる。このラウンド終了時でほぼ賭けが成立しなくなるほどの差がついてしまった。

 最終R、後がない福田は一発逆転を狙ってヒジを振るっていくが、カノンスックはタックル気味に福田の腰をロックしなぎ倒す。結局、お互い見せ場を作ることができないまま試合が終了し、大きな攻撃のポイントがついたわけではないが、ジャッジは大差でカノンスックの判定勝ちとなった。

 ガックリと肩を落とす福田からコメントを取ることはできなかったが、同行していたキング・ムエ佐藤会長は、「練習はうまく出来ていたはずだが、動きは良くなかった。調整や減量方法をもう一度見直して、また一からやり直します。階級が上のランカーと試合をすることによって得られるものも多いはず。タイのトップクラスとの試合経験だけはいっぱいしてきているので、いつか必ず活きてくる。また着実に実力を上げていってくれるでしょう」と福田の今後の復活に期待を寄せた。

 福田の次戦はまだ未定とのことだが、早ければ1月のラジャダムナンスタジアムやテレビマッチでの出場が濃厚とのこと。壮絶な生き残り競争が繰り広げられるタイのムエタイで、トップクラスで孤軍奮闘する福田の復活に期待したい。

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