【柔術】内柴正人、初の苦戦で連続一本勝ち記録は途絶えるも二階級制覇
日本ブラジリアン柔術連盟
「第12回全日本マスター柔術選手権」
2018年2月24・25日(土・日)東京・墨田区総合体育館武道場
アテネ&北京五輪の柔道男子66kg級金メダリスト・内柴正人(39=アラバンカ柔術アカデミー)が2月25日(日)墨田区総合体育館で開催された日本ブラジリアン柔術連盟主催『第12回全日本マスター柔術選手権』に出場した。
内柴は青帯で36歳~40歳が対象となるマスター2のライト級(道衣込み76kg以下)カテゴリーにエントリー。7名参加のトーナメントに臨んだ。
1回戦は相手の足を払ってパスガード(相手が自分を挟んでいる両脚の間から抜け出すこと)から抑え込み、腕十字で一本勝ち。準決勝も内股でテイクダウンするとハーフガード(自分の片足が相手の両脚に挟まれている状態)から足を抜いてパスガードしての腕十字で一本勝ちと、順調に決勝へと進む。
決勝で原田大樹(リバーサルジム新宿Me,We)と対戦した内柴は、寝技に引き込んできた原田のグリップを切り、これまでと同様パスガードを狙うが、原田は足を執拗に絡ませ、パスガードを許さない。そして試合終盤には自らが後転するようにスイープ(上下の体勢を入れ替える技)を仕掛け、これに内柴はやや体勢を崩したものの、五輪2大会連続金メダリストの体幹の強さとバランスを見せ、こらえ切ってポイントを与えない。
再度、原田が同様の形でスイープを狙っても内柴は素早く察知して体勢を大きくは崩さず、試合は既定の5分間を終えタイムアップ。両者0-0でノーポイントであったため勝敗はレフェリーの判定にゆだねられ、レフェリーは内柴を支持。バランスを崩した原田のスイープはあったが、試合時間の多くを通じてパスのプレッシャーを掛け続けた内柴の姿勢が支持を受け勝者となった。
これで昨年11月26日の柔術デビュー戦以来続いた一本勝ち記録が途絶え、初のフルタイム判定決着となった内柴だが、これに関しては「気にしていません。今は柔術を練習する体制が出来つつあって、“柔術を勉強しよう”という気持ちが形になって嬉しい。たとえ今の試合が負けになったとしても、道場に持ち帰って練習したいと思っていました」と話し、柔術デビューから初の苦戦となったが、新たなことを学ばんとする謙虚な姿勢を語った。
内柴はこの後、夕方から行われた無差別級にも出場しこちらも優勝。二階級制覇を達成した。
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