【DEEP JEWELS】渡辺華奈が衝撃デビュー、即RIZIN出場ほぼ決定
DEEP事務局
「DEEP JEWELS 18」
2017年12月3日(日)東京・新宿FACE
▼第8試合 DEEP JEWELSフライ級 5分2R
〇渡辺華奈(Fighter’s Flow)
一本 2R 1分32秒 ※腕十字固め
●ひかり(ピロクテテス新潟)
渡辺は小顔美人なのにムキムキな肉体という衝撃的なビジュアルが公開されて以来、大きな注目を集めている選手。その経歴も柔道四段で全日本指定強化選手に7年間選ばれ、オリンピック最終選考会には3度出場。全日本選手権5位に2度、東日本実業団体2連覇、フランス大会団体優勝など数々の戦歴を持ち、“期待の大型新人”と呼ばれるにふさわしい。今回がデビュー戦。
対するひかりも期待の新人の一人であり、柔道歴は15年、2017年全日本アマチュア修斗選手権ではフライ級で優勝を遂げており、すでにアマチュアでMMAの試合経験がある。
1R、右ストレートと右ミドルで前に出る渡辺に、ひかりもパンチ・蹴りで打ち合う。ひかりが組み付いてテイクダウンを仕掛けるが、渡辺が投げてテイクダウン。マウントをキープしながらコツコツとパンチを入れていく。腕十字を狙った渡辺だが体勢を入れ替えられ、今度はひかりが上になってパウンドを打つ。すると渡辺が下からの腕十字。ひかりが間一髪で防御した。
スタンドに戻るとひかりの蹴り足をキャッチしての右ストレートをヒットさせる渡辺。ひかりが転倒すると上から強烈なパウンドを落とす。ひかりは下からアキレス腱固めを仕掛けるが、渡辺は上体を起こすとひかりの顔面へ容赦なくパンチを連打する。上になったら渡辺が肩固めを仕掛けたところでラウンド終了。両者目まぐるしく動いての攻防となった。
2Rもひかりの蹴り足をキャッチして渡辺が寝技に持ち込む。アームロック狙いからマウントを奪い、パウンドを叩きこんでいく。逃げようとしたひかりを渡辺が腕十字に捕え、しばらく耐えたひかりだったが、腕の角度を変えて腕十字を極め、渡辺が一本勝ち。衝撃のデビュー戦勝利となった。
場内が大いに盛り上がる中、マイクを持った渡辺は「応援が力になりました。柔道から転向して来たんですが、MMAを遊びでやっているわけではなく、本気で競技として上を目指してやっています。皆さん、柔道をやってきた選手が、MMAにアジャストする姿を見たくないですか?」と、本気でMMAでトップを目指すと宣言。
さらに「大みそか空いています。榊原代表、いつでも準備できているので、1カ月もあれば2倍・3倍強くなるのでよろしくお願いします」と、年末のRIZINへ参戦アピール。すると視察に訪れていた榊原RIZIN実行委員長がマイクを持ち、「本気でチャレンジするなら年末、場所を用意します。対戦相手を至急調整して、佐伯代表と3人で話しましょう」と、なんとその場でRIZIN出場を快諾。渡辺のポテンシャルの高さやスター性の高さに惚れ込んだのだろう。
大会終了後、佐伯繁DEEP代表は「まさかの展開だった」と急展開に驚きつつ、「怪我があるかもしれないし、相手の問題もあるから100%とは言えませんが、年末のRIZIN出場の可能性は80%以上」とした。ここから大物ルーキーのシンデレラストーリーが始まるのか。
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