【Krush】ダウン奪われたKANAが延長戦で執念の逆転勝利
Krush実行委員会
「Krush.88」
2018年5月17日(木)東京・ 後楽園ホール
▼メインイベント 第9試合 Krush女子フライ級タイトルマッチ 3分3R延長1R
〇KANA(25=K-1ジム・シルバーウルフ/Krush女子フライ級王者)
延長R 判定3-0 ※三者とも10-9
●キム・タウンセンド(29=オーストラリア/WMC 52kgオセアニア王者)
※KANAが初防衛に成功。本戦の判定は28-29(キム)、28-28、28-28。
KANAは昨年1月に3度目の防衛戦で敗れて王座を失い、同年12月に王座奪回。今回、2回目となる初防衛戦を迎えた。今年3月には女子初の新生K-1登場を果たし、ポリナ・ペトゥホーヴァからダウンを奪っての判定3-0で快勝したが、KOを逃したことから試合を直訴して今回の出場となった。
挑戦者キムはオセアニアを主戦場に戦い、ムエタイルールのタイトルを5つ獲得している実力者。戦績は31戦23勝(2KO)8敗。
1R、KANAは左へポジショニングしながら右ロー、左フックからの右ストレートを打っていく。キムは左ミドルと前蹴り主体。KANAは蹴らせておいてパンチを繰り出すが、左アッパーを出そうとしたところに右ショートフックを合わされてダウンを喫する。キムはガードを高く上げ、淡々と左ミドル&ローを蹴る。
2R、KANAはローの数を増やしてパンチでボディを攻めながら前へ。キムはやはりガードを高く上げて淡々と左ミドルを蹴る。KANAはステップを踏みながらパンチを上下へ打ち分け、揺さぶりをかけていく。
3R、KANAが前へ出て左右のストレート連打でキムをコーナーへ追い込むと、キムは走るようにして逃げる。
KANAが左右ボディブローの猛攻を加えるが、キムはコーナーを背にして前蹴りで対抗。その後、KANAが前へ出て左右ストレート、左右ボディブローで圧倒し、キムは防戦一方に。
本戦はジャッジ1名がキムにつけたが、2名がドローで延長戦へ突入。追い上げに成功したKANAはローから左右のストレート。KANAは空振りするもバックスピンキック、胴廻し回転蹴りも繰り出す。
キムは前蹴りでKANAの攻めを防ごうとするが、KANAはボディを連打。コーナーへ詰めてアッパーも打ち込む。ボディを攻めまくるKANAに、キムは時折右フック、前蹴りで対抗。KANAが攻めまくって延長Rを終えた。
判定はジャッジ三者ともKANA。逆転勝利に成功した。KANAはマイクを持つと「有言実行が出来なかったのが心残りです。しっかり練習してチャンピオンとしての仕事が出来るように頑張ります」と、KO出来なかった悔しさから涙ながらに語った。
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