【NJKF】悠矢が町田との打ち合いを制す
ニュージャパンキックボクシング連盟(NJKF)
「NJKF 2015 1st」
2015年2月15日(日)東京・後楽園ホール
▼第9試合 メインイベント 60kg契約 3分3R
○悠矢(大和ジム/NJKFスーパーフェザー級王者)
判定3-0 ※29-28、29-28、30-29
●町田 光(橋本道場/INNOVATIONスーパーフェザー級王者、REBELS 60kg級王者)
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悠矢は昨年9月にKO勝ちでNJKF王者となったハードパンチャー。対する町田は、居合い抜きの動作を応用した必殺技“居合いパンチ”を始めとする数々の必殺技で人気を呼び、イノベーションとレベルスの両団体でエースを務める。
1Rが始まるとすぐ、両者は全力のパンチとロー。意地を張り合うような強いパンチの打ち合いとローの蹴り合いとなり、町田が居合パンチと居合のポーズからバックブローを繰り出すと場内がドッと沸く。
町田のファールカップのヒモが切れ、試合が一時中断となるアクシデントがあり、町田にはイエローカードが提示された。
2R、激しいローの蹴り合いとなり、町田が左右フックで前に出ると悠矢も負けじとヒジをヒットさせる。その後は悠矢の左右フックのヒットが目立ち始めるが、町田も打ち返す。
3R、悠矢のヒジで町田は頭部から出血、ドクターチェックを受ける。悠矢は左右フックとヒジで前へ出て町田も打ち合いに応じる。より多くパンチを当てたのは悠矢の方か。
ラストも激しい打ち合いとなり、試合終了のゴングが鳴ると意地と意地のぶつかり合いとなった熱戦に大きな拍手が沸き起こった。
判定は3-0で悠矢が王者対決を制した。悠矢は「思ったより全然やりやすかった。打ち合いになりましたが、僕はあまりもらってないです。勝因は向こうが僕の土俵に乗って打ち合いに来たから。あれは僕のペース」と、勝因を語る。
悠矢の先輩であるWBCムエタイ世界スーパーライト級王者・大和哲也は、「悠矢が国内60kg戦線のトップクラスになれるのは分かっていました。今日は町田君に勝って、60kg戦線に躍り出ろ、と発破をかけて試合に送り出しました」と、悠矢の勝利を信じていたと語った。
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▼第8試合 セミファイナル 64kg契約 3分3R
△テヨン(キングジム/WBCムエタイ日本統一スーパーライト級王者)
ドロー 判定0-1 ※29-29、29-30、29-29
△田中秀和(橋本道場/元INNOVATIONスーパーライト級王者)
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“NJKFの破壊王”テヨンと、イノベーションが誇るヒジの使い手・田中の対抗戦。
1R、両者ともローを蹴り合う中、テヨンは右ボディストレート。徐々にプレッシャーをかけていき終盤には左右フック連打を叩き込む。しかし、田中は右腕を自分の首に負に巻きつけるようなブロックでテヨンのパンチをディフェンスする。
2R、左フックを警戒されるテヨンは右のパンチを多用。プレッシャーを懸けてパンチを出していくが、田中は左ミドル、組んでのヒザ蹴りに持ち込む。さらに田中がパンチとヒジでテヨンと打ち合う場面もあり、スリリングな展開が続く。
3Rが始まると同時に左右フックでラッシュをかけるテヨン。強打を受けて身体が左右に揺れる田中だが、組み付くと離れ際にヒジをクリーンヒットさせる。大きく仰け反るテヨン。
その後も強打で迫るテヨンに、田中もパンチで迎え撃って組み付いてのヒザ蹴り。テヨンは組み付かれると動きが止まり、ヒザを蹴られてしまう。
判定は田中に1票が入ったが、ドローの痛み分けに終わった。
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