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 7 月15日(日)東京・後楽園ホールで開催されたMA日本キックボクシング連盟/真樹ジム『KICK GUTS 2012 第15回梶原一騎杯~真樹日佐夫追悼記念興行~』のメインイベント、MA日本フェザー級王座決定戦で見事KO勝利し、念願のチャンピオンに輝いた秋元皓貴。16戦無敗7連続KO、驚異の19歳はどこまで突き進むのか!?(取材日:2012年8月1日)

PROFILE
秋元皓貴(あきもと・ひろき)

1992年8月31日、愛知県出身
身長170cm
2007年10月28日、森平雄治戦でデビュー
2008年8月29日、「K-1甲子園 KING OF UNDER 18~FINAL16~」で江幡睦(現日本フライ級王者)から判定勝ち
2011年2月5日、「ビッグバン・統一への道 其の四」でTURBOを2RKO
2011年7月24日、「MA日本キック 真樹ジムAICHI10周年記念興行」でピンサヤーム・ソー.アムヌアイシリチョークを2RKO
2012年7月15日、「MA日本キック KICK GUTS 2012 第15回梶原一騎杯~真樹日佐夫追悼記念興行~」で藤澤大樹を1RKOで下し、MA日本フェザー級第19代王者に
K-1甲子園2010準優勝
MA日本フェザー級王者
戦績:16戦16勝(10KO)
真樹ジムAICHI所属

■KO出来る技は数知れず!秋元がローキックでKOしないわけ

――タイトル獲得おめでとうございます!

「ありがとうございます。素直に嬉しかったです。勝つ自信はあったのですが、初のタイトルマッチだったので緊張してましたね。体自体の固さはなくいつも通りだったのですが、一発僕が右ストレートを入れてからは、なんかいつもと違って焦ってしまい急ぎすぎてしまいました」

――秋元選手にしては珍しく打ち合う場面もありました。

「そうですね。僕はあんまり打ち合わないんですけど。藤澤選手の効いたパンチはなかったのですが、相手もパンチが強いので、あの右ストレートがないまま打ち合いをしていたら僕が倒れていたのかもしれません」

――最後はヒジでのKO決着でした。

「トレーナーがタイ人なので、ヒジは普段から練習しています。セコンドから『ヒジを出せ!』と聞こえたので出しました」

――打ち合いをやっている中でそういうセコンドの声を聞いていたというのは冷静だったんですね。現在7連続KOでまた違う技でのKO技だったわけですが、違う技でのKOというのは狙っていたことだったのでしょうか。

「KOは狙っていましたけど、これまでとは違う技でのKOというのはちょっと難しいかな、とは思っていました。その時に倒せる技で倒すというのが僕の考えです。これからもどんどん引き出しを増やせればいいなと思っています」

――ここまでKO出来る技が豊富な選手というのはいませんよね。

「そうですね。他の選手を見ていてもKOできる技というのはワンパターンです。僕がここまで出来るようになったのは、今まで育ててくれた先生方のおかげだと思います」

――あといくつぐらいKOできる技というのを隠しているんですか(笑)。

「アハハハ! 連続で違う技でKOするとなると難しいとは思いますが、KOできる技というのは他にあります。今までにローキックでKO決着はありません。自分の中ではローでKOしないようにしていた部分がちょっとありました。ローから何かの技につなぐというのはありましたけど、そのままローで行っても倒せるといえば倒せるのかなと思います。これからの引き出しの1つとしてローを、そしてローから他の技につなぐバリエーションとしてローを練習していきたいと思います」

――ローで倒さないようにしていたというのは地味だから?

「そうですね。一発で倒れることはないじゃないですか。ローをバンバン蹴って倒すよりも他の攻撃を出した方が早いんじゃないかなと思ってしまいます。他の攻撃で倒れなくても、ローで散らせば倒れると思うので、そういうときにローを使うのはありだと思います」

――5月のMA日本フェザー級挑戦者決定戦の拳竜戦で見せた右前蹴りでのKOは衝撃的でした。

「あれは凄く練習していたんです。練習で前蹴りを当てはしないんですけど、色んな技をどんなタイミングで当てられるかなと考えながら練習しています。でも、まさかあんなに奇麗に入るとは思いませんでしたね。僕のジムにはサウスポーの選手が多いんですよ。セミファイナルに出た雪丸、1試合目に出た祐☆トーン・エーもそうですね。タイ人のトレーナーもほとんどがサウスポーなので、僕はサウスポーが得意です。拳竜選手が初のサウスポーの選手だったんですけど、全然やりにくさもなく戦えたとは思います」

――ちなみに胴廻し回転蹴りやかかと落としでのKOも狙えますか?

「元々空手家なのでやれないことはないですけど、回転系は苦手ですね(笑)」

――タイトル戦後には、珍しくバク宙で喜びを表現する場面もありました。

「リング上でバク宙をやったのは初めてでした。高校時代に授業の一環で体操を体操部と一緒にやっていたんですよ。それでバク宙は出来るようになりました。授業ではあん馬や床、跳馬をやっていたのですが、初歩的なとこまでしかやれません」

――髪型も今までとは違いましたね。

「あれはちょっと自分の希望通りではなかったんです(笑)。いつもお願いしている美容師さんではなく、仲良くしている方が連れていってくれたところでした。アートチックなことをやる凄い有名な美容師さんらしく、その方に『任せてくれ』といわれたので全てをお願いしたら、ああなっていました(笑)。元々、僕はイタリアン系ファッションが好きなので、髪形もモヒカンを倒す感じでちょっといいなと思いました(笑)」 ・・・

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