5月3日(金・祝)東京・有明コロシアムで開催の『GLORY8 TOKYO -65kg Slam』で行われる、-65kg世界トーナメントに日本代表として出場する久保。K-1 WORLD MAXとKrushで2つのトーナメントを制した日本の切り札が、いよいよ世界最高峰の舞台でNo.1を目指す。3・10グローリー日本トーナメントを観戦した久保は“あること”に気がついた。それが世界制覇の鍵となる。(取材日:4月10日)
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■K-1の活動停止には泣きそうになった
ーーグローリーのことはいつから意識していましたか?
「去年K-1がああいう形になってしまい、強い選手がグローリーに集まったじゃないですか。その時からグローリーで一番になることが、立ち技格闘技界で世界一になることなんだと意識し始めました。
本当は去年の12月2日に出場する予定だったんですが、大会が大みそかと合同になったので試合が流れてしまったんです。僕は1月14日の『Krush』での試合が決まっていたので出場することが出来ませんでした」
ーーK-1が日本において活動停止した時はどう思いましたか?
「超悲しかったです。泣きそうでした。僕は中学校3年生の時に魔裟斗さんを見て、K-1ファイターになろうと決めましたからね。小学校の時からピーター・アーツやマーク・ハントに憧れていて、K-1を見て育ったK-1世代なんです。高校生でキックボクシングを始めたのも、K-1に出るためでしたから」
ーーしかも、日本トーナメントで優勝して、次は世界トーナメントがあると言われていた矢先のことでしたからね。目標を見失った気分でしたか?
「僕は変にプラス思考なところがあって、試合に出られない時も、またリングに上がれるようになったらみんなを驚かせてやろうって考えるんです。K-1の地上波テレビ中継がなくなった状況で、僕は63kgでK-1チャンピオンにならせてもらったからには、自分が立ち技格闘技界を背負ってまた盛り上げられるような選手になろう、そのために頑張ろうと思ってひとつひとつの試合を頑張ってきたという感じです」
ーーそこでKrushという舞台があったのは大きかったですか?
「助かりました。僕と同い年くらいの選手はK-1に出たくて始めた選手が多いと思いますが、今の若い選手たちはKrushに出たいと思って頑張っている選手が多いと思うんです。そういった意味でもだんだんとKrushが立ち技格闘技界では大きな存在になってきていると思います。
その舞台に、K-1の試合がない時にオファーをいただいて出させてもらって、1月14日のトーナメントにも出させてもらって優勝したので、自分にとって凄く大きな存在です。それでKrushを背負うという言葉が会見の時に出ました」
ーーKrushの選手は「Krushの強さを証明する」とか「Krusuhの誰々です」と会見で言うなど、Krush愛を感じさせる選手が多いです。それはなぜだと思いますか?
「選手を大事にしてくれるからだと思います。僕もそうでしたが、K-1の試合がなくてどうしたらいいんだろうと思っていた時に、すぐに声をかけてくれたのがKrushでした。(2011年)9月にK-1で最後の試合をして、11月にはもうオファーをいただきました。
城戸康裕選手や佐藤嘉洋選手、山本優弥選手……K-1で活躍していた選手がみんなKrushに出ているのは、そういったチャンスを与えてくれる団体だからだと思います。逆に言うと、 ・・・
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