6月22日(土)東京・TDCホールで開催された「VTJ 2nd」にて、元DHフライ級王者テイラー・マコーストン(アメリカ)に2R2分34秒、ヒールホールドで一本勝ちした所。前回のVTJにおける佐藤ルミナ戦に続き、ケージ(金網)ファイト2連勝を飾った。試合を振り返ると共に、「辛くなかった」と言う減量法、そして「格闘技がさらに面白くなった」その理由を聞いてみた。(取材日:2013年6月26日)
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■第1章 “今”が勝負の時だと言うその理由
ーー6・22VTJでの見事な一本勝ち、おめでとうございます。
「ありがとうございます」
ーー試合を振り返ってください。
「とにかく勝ててホッとしています。内容よりも勝てたことが一番よかったです。テイラー選手には59.0kgで試合を受けてくれたことに感謝しています」
ーー内容的には圧勝と言っていいほどでしたね。
「それはたまたまです。いろいろ反省点があるので、早く試合映像を見たいですね」
ーー最後は久しぶりに足関節技の取り合いになりましたね。
「僕もビックリしました。まさかああいう展開になるとは。昔よく練習していたことが出た試合だったので、そういう意味でも嬉しかったです」
ーーボクシングトレーナーの野木丈司さん、元キックボクサーの松尾宗さん、元RISEファイターの水谷秀樹さんから打撃のアドバイスをもらっているそうですね。
「いろいろアドバイスをいただいたんですが、試合で出せるのはそのうちの10%くらいですね。すぐに出るとは思っていないので、いつかは100%が出ればいいなと思っています」
ーーテイラーの両足を払って全力のパウンドに行きましたよね。ここ2戦の所選手は思い切りがよくなっているように見えます。
「ありがとうございます。前回の試合(佐藤ルミナ戦)で思い切り踏み込んでパウンドに行ったので相手も警戒していたと思うんですが、あれで相手は疲れたんじゃないですかね」
ーー昔のような“キラー所”の部分が戻ってきたような。
「そうですか(笑)。自分では分かりませんが、今しかないと思っているので頑張らないと」
ーー最近の所選手は「あと何試合できるか分からない」ですとか、残り時間が少ないというような発言が増えましたね?
「そうですね。いい時期って、本当にあと1年も無いかもしれないと思っているんです。落ちないように維持はできると思いますが、残り時間は少ないでしょうね」
ーー今の自分は今までで一番強いという意識があるんですか? 海外への挑戦も口にしていますけれど。
「それは何とも言えません。昔の勢いがあった頃と今ではまた違うので。ただ、これから強くなることはなかなかないと思うので、今のうちに海外に行っておきたいということです」
・・・
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