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【VTJ】修斗vsパンクラス王者対決は堀口が最終ラウンドで劇的KO勝ち

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2013/06/22(土)UP

 

▼第6試合 130ポンド(59.0kg)契約 5分3R
○所 英男(リバーサルジム武蔵小杉 所プラス/DREAMバンタム級日本トーナメント王者)
一本 2R2分34秒 ※ヒールホールド
●テイラー・マコーストン(アメリカ/FTCC/元DHフライ級王者)

 所はこれまでの-61.0kg級から-56.7kg級に転向を目指し(今回は59.0kg契約)、その第一弾となる試合。前回のVTJでは佐藤ルミナを秒殺しており、今回も豪快な勝利が期待された。

 1R、所の左ローで転倒したテイラー。所は振りかぶって落とすパンチから抑え込みに入る。テイラーは下から所の頭部にヒジを見舞う。所はテイラーの腕を抑えつつ、パスガードを仕掛けていく。所は立ち上がってテイラーの足に蹴り。ブレイクがかかる。

 再開と同時に所がタックルにいくと、テイラーはフロントチョーク。所がもがいて激しく上下を入れ替える両者。最終的に所が上を奪い、ヒジを顔面に見舞いながらアームロックを仕掛ける。これは極まらず、所はヒジで顔面を狙う。

 2R、両者がパンチからロー、テイラーのタックルでバックを奪われる所。足関節技の取り合いになったが、所がヒールホールドを極めて一本勝ち。所はケージによじ登って勝利をアピールした。

 沸き起こる所コールに、「ありがとうございます。舞台裏で弱気になった自分がいたんですが、皆さんに声を掛けてもらって応援してもらって、本当に幸せです」と所はマイクでお礼を言った。


スリーパーホールドを極める宇野

▼第5試合 145ポンド(65.7kg)契約 5分3R
○宇野 薫(UNO DOJO/第4代修斗ウェルター級王者)
一本 3R1分53秒 ※スリーパーホールド
●アンソニー・アヴィラ(アメリカ/チーム・アルファメール/WFCライト級王者、CECフェザー級王者)

 北米MMA(総合格闘技)チームとの3対3対抗戦の第一戦。デビューから17年目となる宇野は今回国内では初のケージでの試合となった。対戦相手のアンソニーは、アメリカのローカル団体で2本のベルトを保持している。UFCの登竜門大会であるTPFやストライクフォースなどで活躍し、現在10連中。将来的にはUFC入り確実といわれている強豪を相手に、宇野は勝利することが出来るのか。

 1R、お互いに蹴りを中心とした攻め。アンソニーの蹴り足をキャッチした宇野はテイクダウンしパウンドで追撃。するとアンソニーはすぐにリバースして上のポジションを取り返す。下の宇野が蹴り上げで距離をとり立ち上がったところでゴング。

 2R、三日月蹴り、ミドルを出しながら組み付いた宇野はテイクダウン。バックにつきながらスリーパーを狙う宇野。

 アンソニーは宇野の足をキャッチし足関節を仕掛ける。宇野は難なく逃げると再びバックについてスリーパーも決めきれない。

 3R、蹴りを入れながら宇野が組み付いてテイクダウン。うつ伏せのアンソニーにパウンドを打ちながら一瞬の隙をついてスリーパー! これがガッチリと決まり、宇野が見事な一本勝ちを収めた。


▼第4試合 125ポンド(56.7kg) 5分5R
○山上幹臣(総合格闘技道場STF/第3代修斗世界フライ級王者)
判定2-0 ※28-28、29-27、29-27
●マモル(シューティングジム横浜/修斗初代フェザー級王者、修斗初代バンタム級世界王者、KING OF THE CAGE世界ジュニアフライ級王者)

  マモルは修斗で2階級制覇を達成し、2010年からはアメリカのケージ大会を主戦場に活躍。昨年12月の「VTJ1
st」で約2年ぶりに日本で試合をしたが、ダレル・モナヒューを相手に判定負けを喫した。一方、山上は現修斗初代フェザー級王者で、ケージ&ヒジありルールは今回が初挑戦となる。お互いに打撃を得意としており、ハイレベルな攻防が見られそうだ。

 サウスポーの山上が右ジャブで距離を取り、左ストレートを当てていきスタンドで優位に立つ。2Rには山上がマモルのバックを奪い、チョークを狙う場面も。マモルはローブローを放ってしまい減点を食らうなど、劣勢の感は否めない。終盤にはタックルを仕掛けた山上がテイクダウンに成功。3Rにはマモルが反撃。テイクダウンし山上のバックを制すと一本狙いにいったが決めきれず。山上が僅差の判定で勝利した。



▼第3試合 135ポンド(61.2kg契約) 5分3R
○根津優太(和術慧舟會東京本部/環太平洋フェザー級10位)
判定3-0 ※30-27、29-28、30-28
●西浦“ウィッキー”聡生(STGY)

 修斗、DREAMで活躍し、立ち技のルールにも挑戦してきたウィッキーが約2年半ぶりにMMA復帰戦。今回はこれまでのフェザー級(65.8kg)からバンタム級に階級を落としての参戦となった。一方、根津は激闘系ファイター。現在修斗で二連勝している。

 これまでと変わらずダラリとガードを下げた構えからパンチを繰り出すウィッキー。
 根津はパンチをさばきながら、右ミドルを的確に入れていく。ウィッキーは大振りのパンチ、前蹴りとプレッシャーをかけていくが、根津は右ミドル。ほぼスタンドの攻防のまま、3Rへ。ウィッキーはKO狙いのパンチを振るっていくものの、根津がロー、ミドルと要所要所で当てていく。お互いに決定打はなかったが、根津がウィッキーを破る金星を上げた。



▼第2試合 145ポンド(65.8kg)契約 5分3R
○石原夜叉坊(修斗GYMS直心会)
KO 1R2分12秒
●森 興二(クロスワンジム湘南)



▼第1試合 215ポンド(97.5kg)契約 3分3R
○ガブリエル・ゾボ・ラビー(フランス/GRABAKA)
判定3-0 ※30-27、29-28、30-28
●ルーカス谷(ブラジル/カルロストヨタBJJ)


▼オープニングファイト第3試合 135ポンド(61.2kg)契約 3分3R
○渡部修斗(NEXUSENSE/チームZST/SWAT!トーナメント2012バンタム級優勝)
判定3-0 ※三者とも29-28
●久保慎太郎(GRAACA MMA 釜石ベース/2009・2010・2012年アマチュア修斗東北選手権フェザー級3位)

▼オープニングファイト第2試合 155ポンド(70.3kg)契約 3分3R
○川名雄生(SHINWA MMA ACADEMY/2012年アマチュア修斗全日本選手権ウェルター級準優勝)
判定3-0 ※29-28、30-27、30-27
●菅原和政(マスタージャパン)

▼オープニングファイト第1試合 115ポンド(52.2kg)契約 3分3R
○澤田龍人(AACC)※デビュー戦
一本 3R2分36秒 ※腕ひしぎ十字固め
●宍野ジョー(トイカツ道場/2012年アマチュア修斗関東選手権フライ級優勝)

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