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 9月20日(金・現地時間)アメリカ・ネバダ州ラスベガスにあるthe D Las Vegasにてキックボクシング大会『LION FIGHT 11』が開催され、大和哲也がアメリカの強豪ケビン・ロスに勝利した。アメリカでも人気が高まっている大和は、いかにして敵地で勝利を収めたか? そして、日本で旋風を巻き起こしているゲーオについても語った。(取材日:9月27日)photo by SCOTT HIRANO

PROFILE
大和哲也
(やまと・てつや)
1987年12月10日、愛知県出身
身長171cm、体重63.5kg
大和ジム所属
※詳細は選手名鑑へ→

第1章 海外での試合は自分が試される気がする

ーー素晴らしい勝利おめでとうございます。

「ありがとうございます。とりあえず勝ててホッとしています」

ーー対戦相手は、いまアメリカで最も強いキックボクサーと前評判の高かったケビン・ロスでした。※試合レポートはこちら

「WBCムエタイで全米MVPを取った選手だと聞いていました。昨年、本当は対戦する予定だったんですが流れてしまい、向こうも僕とやりたいと言ってくれていたので1年越しで実現した試合です。前から楽しみにしていたので、いい状態で試合に臨めましたね」

ーー対戦してみてどんな印象を受けましたか?

「身体が強い、フィジカルが強い印象を受けました。上半身の骨格ががっしりしていて、アメリカの選手は足が細いんですが、決して下半身が弱いわけではありません。首相撲になった時にコカされましたからね。久しぶりにコカされてしまったので、凄く反省しています。一発一発の打撃のパワーよりも、組んだ時のパワーや当たりの強さを感じました」

ーーアメリカ人キックボクサーでも首相撲をやる選手がいるんですね。

「でも、テクニックというよりもパワーですね。ガチッと組んだ時の強さを感じました」

ーー試合では、ヒジの乱れ打ちで相手選手をボコボコにしていました。壮絶でしたね。

「あれはですね……ケビン・ロスはアメリカで凄く有名だから声援が凄いのは予想していたんですが、僕が入場した時からアウェイ感が凄くて(笑)。アメリカでの試合は5度目なんですが、初めてアウェイ感を味わわされました。

 観客はいいんですけれど、レフェリーまで向こう寄りのレフェリングをされてしまって。“それはないだろ”って言いたくなるレフェリングをされてしまったのが不満でした。だからヒジで5カ所も斬ってしまったんですよ。

 最初に右の目尻を斬って、それがかなり深い傷だったんです。そこで止めてくれればあと4カ所追加で斬ることはなかったんですよ。それでも止めてくれなかったので……レフェリーにはしっかりやって欲しいですね」

ーーヒジで行こうとは最初から決めていたんですか?

「いや、そういうわけではないです。相手がけっこうインファイトを仕掛けてきたので、ヒジが当たるかなと思ったので合わせただけです」

ーー日本の試合よりも、アメリカの試合の方が大和選手はイキイキとしているようにも見えました。

「はい、アメリカの方がイキイキと戦えますね。日本とは勝手の違う環境に身を投げ出して試合をするというのは、自分を試されているような気がするんです。だから燃える部分があるというか。

 調整するのも、日本で調整するのと海外で調整するのとでは海外の方が何倍も大変なんですよ。時差もあるし、自由に動けないし、食べるものも日本のように自由に選べるわけではないし。でも、そういう環境で試合をすることに燃えます。

 あと、日本のお客さんも盛り上がってくれますが、アメリカのお客さんは試合前からもの凄く盛り上がってくれて、本当にエンターテインメントって感じがして試合をするのが気持ちいいんです」
・・・

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