8月2日(土)東京・YAMANO HALLで開催された『SHOOT BOXING Girls S-cup2014』で、ニュースターが誕生した。今年6月にプロデビューしたばかり、今回が2戦目となる高校1年生の山口が、V.V MeiとMIOを破って48kg日本トーナメントを制したのだ。周囲をあっと言わせたテクニックの秘密に迫る。
PROFILE 山口友花里(やまぐち・ゆかり) |
■第1章 2歳で空手を始め、小学1年生から週6日の練習
ーー優勝おめでとうございます。まだ16歳の山口選手ですが、格闘技を始めたのは?
「3歳になる少し前くらいからです。最初は極真空手を習いました。小さい頃なので覚えていないのですが、物心付いた頃にはすでに道場にいました」
ーー途中で格闘技が嫌になったことはありませんか?
「辞めようと思ったことは一度もありません。辛いと思ったことはありますが、頑張らないと優勝出来ないので頑張りました」
ーー現在、山口選手が所属している空手道白心会の山口定則代表はお父さんですね。厳しいお父さんですか?
「怒ると怖いです(笑)」
ーーお父さんが先生だと道場でも家でも一緒ですし、気が休まる時がないのでは?
「それが普通なので、慣れてしまいました」
ーー初めて試合に出たのはいつですか?
「幼稚園の年長くらいの時に、極真空手の大会に出ました。最初は1回戦負けでしたね(笑)」
ーー初めて優勝したのは?
「極真の大会で、小学校1年生の時でした。けっこう出場者が多かった名古屋の大会なんですが、どういう大会だったかは覚えていません」
ーー格闘技以外のスポーツはされましたか? クラブ活動ですとか。
「いえ、やったことはありません」
ーーでは、幼稚園の頃から毎日のように格闘技の練習をされていたんですか?
「現在、週6日の練習をしているんですが、週6日になったのは小学校1年生の後半から2年生の前半くらいからです」
ーーその頃から週6日の練習をずっと続けてきたのですか!? 凄いですね。空手以外の格闘技を始めたのは?
「幼稚園の頃から寝技も並行して練習していました。柔術の試合に出始めたのは小学校4年生からです」
ーー打撃と寝技ではどちらが好きですか?
「得意なのは打撃ですが、寝技も好きです」
ーー初めてボクシンググローブを付けて試合に出たのは?
「小学校2年生の時くらいです」
ーーでは、すでに9年くらいのキャリアがあるわけですね……自分に実力が付いてきたと感じられるようになったのはどれくらいですか?
「えー……(笑)。練習していたことが出来るようになってきたと思ったのは、小学4年生くらいの時に、スウェーバックが試合でも出るようになった頃ですかね」
ーー元から左利きですか?
「いえ、本当は右利きです。最初はオーソドックスに構えて試合をしていたんですが、途中からサウスポーに変えて、またオーソドックスに戻して今はサウスポーです。両方出来ますが、お箸は右でしか持てません(笑)」 ・・・
第2章 試合で心がけていることとパンチを打つ時の意識
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