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 8月17日(日)東京・後楽園ホールで開催されたJ-NETWORK
『J-KICK 2014 ~The sign of brave heart~ 3rd』のメインイベント、J-NETWORKライト級タイトルマッチで前口太尊を破り、新王者に輝いた高橋幸光(はまっこムエタイ)。これで10連勝、二冠王となり目指すは10冠王だという。テコンドーとムエタイを融合させたオリジナルスタイルの秘密とは!?

※この大会の試合レポートはこちら

PROFILE

高橋幸光(たかはし・ゆきみつ)
1988年12月14日、神奈川県出身
身長174cm
35戦24勝(8KO)7敗4分
はまっこムエタイジム所属
※詳細は選手名鑑へ→ 

■第1章 現在10連勝。絶好調の理由とは!?

――タイトルマッチでの勝利おめでとうございます

「ありがとうございます。よくよく冷静になって今試合を振り返ってみれば、反省点は多かったです。前口選手にパンチでコーナーに詰められた時にテクニックでいなせたり、もうちょっと余裕を持って戦えたら良かったですね。あとはダウンを取ったり、KOできなかったことが反省点です」

――これまで35戦やってきて外国人選手との対戦が一度もありません。

「そうですね。もう日本人には負けたくないので、そろそろ海外の選手とやりたい欲はありますが、会長やマネージャーが選んだ選手とやるだけです」

――高橋選手は打倒ムエタイ志向ですか。

「ラジャダムナンやルンピニーのタイトルはぜひ欲しいです。自分にはこだわりがあって、その殿堂スタジアムのタイトルマッチを日本ではやりたくないです。どうせやるなら、向こうのリングでやって勝つことが一番だと思います。うちのジムはどこの団体にも所属していな
いので、どこのリングに上がってもアウェー感は強いです。そこで圧倒的に勝って戦績をつけた方が強くなれると思います」

――ユタポン前田会長はタイ人だけに、タイでの試合予定はこれまでになかったんでしょうか。

「ありますけど、今は日本の興行側からたくさんオファーしていただけているので、それらをこなしてからでもタイで試合するのは遅くはないのかなと思っています。日本でタイトルを獲るだけ獲ってからいきます」

――次は9月28日にレベルスのリングで小川翔選手とREBELS-MUAYTHAIライト級王座を懸けて戦います。

「そこは間違いなく3本目を獲ります。目指すは10冠王です。ライト級にこだわらず階級を上げればベルトはいくらでもあるじゃないですか。ベルトを獲るのも大事ですが、防衛回数を重ねるのも大事かなとは思います。防衛している選手ってかっこいいですよね」

――ご自身がライト級で日本最強だという自負は?

「いや~まだ強い選手はいますよね。最強だとは思っていません」

――現在10連勝となりましたが、絶好調の理由は何でしょうか。

「他の選手でも何連勝している人はいるので普通のことだと思います。絶好調の理由は特にないですけど、オンオフの切り替えでしょうか。オフの時は何も練習しません。遊ぶときは遊んで、練習するときは練習します。練習をやり過ぎて身体が痛くなるのが嫌なんですよね。減量中、追い込み期間でも『今日はだるいな』『今日は練習に行っても身体が動かないだろうな』と思ったら、しっかり休んで元気になって次の日にガッチリ練習するようにしています」

――それはいつぐらいから意識していることなんでしょう。

「高校時代にテコンドーをやっていて、その時からですね。会長からは『練習量が少ない』とよく怒られていますけど(苦笑)」

――他の選手の例だと、休みの日でも練習しないと落ち着かないという声を聞きます。

「僕はそういうのを考えたことはないです。逆に練習しすぎると不安になってしまいます(笑)。なのでオーバーワークしたこともないです。自分に甘いといえば甘いのですが、かっこよく言えば、自分の身体のことをわかっているということなんです」

――ちなみに休むときは最長でどのくらい休むのでしょうか。

「10日間休むのは当たり前ですね。今は試合が終わって数日しか経っていませんが、前よりはジムにマメに来るようになって後輩の練習に付き合ったりしているので、成長したのかなと思います」

――逆に練習を続けてやったのは何日間が最長ですか。

「5日間です(笑)。月曜から毎日練習を続けていたら、木金あたりでもうダメです。試合直前でもこんな感じです。辛い時に追い込むよりも、元気なときに蹴りをバンバン蹴って息を上げた方がスタミナが付くと思います」

・・・
第2章 テコンドーを学んだことでキックに活きていること

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