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【8月・ベストファイター】DEEP新王者となった川原波輝、格闘技で生きていく覚悟と練習量が強さに、サーフスケートやUFCゲームもプラス

毎月イーファイトのサイト名にちなんで、より良い試合をした選手に贈られる、格闘技月間ベストファイター賞。2020年8月のベストファイターは、8月23日(日)東京・ニューピアホールにて開催された『skyticket Presents DEEP 96 IMPACT』の[DEEPストロー級タイトルマッチ]で、王者・越智晴雄にチョークスリーパーで一本勝ち、王座奪取に成功した川原波輝(31=チーム・アルファメール・ジャパン)に決定した。(2020年9月24日UP)

PROFILE

川原波輝(かわはら・なみき)
1989年7月17日生まれ(31歳)、大阪府出身
身長167cm、階級ストロー級(-52.20kg)
チーム・アルファメール・ジャパン 所属
戦績 13戦 7勝(4KO/2S) 3敗2分 1無効試合
獲得タイトル 第3代DEEPストロー級王者

 15年12月にパンクラスでプロデビュー。伝統派空手仕込みの打撃を武器に、16年3月からのDEEP4連戦を全て勝利する。19年3月のDEEPストロー級タイトルマッチで越智晴雄の王座に挑戦も、判定負け。同年6月にRIZINへ初参戦し、征矢貴との打ち合いの最中にカウンターを被弾しKO負けを喫するも、その真っ向勝負魂はファンから高く評価された。

 20年8月23日、越智の保持するDEEPストロー級王座に再び挑戦し、一本勝ちで念願の王者となった。

選考理由
1、王者・越智晴雄とのリマッチでチョークスリーパーで一本勝ち、念願の王座奪取に成功
2、得意な打撃だけでなく、以前リードされ負けてしまったグラウンドでもリードした。
3、デビュー5年目でDEEP王者に

選考委員
格闘技雑誌Fight&Lifeとイーファイトの全スタッフ
受賞された川原選手には、ゴールドジムより以下の賞品(アルティメットフレキシジョイントUC–Ⅱ 1個、マルチビタミン&ミネラル 1個、アミノ12パウダー 1個)と、イーファイトより記念の盾が贈られます。

アルティメットフレキシジョイントUC-Ⅱ®

非変性Ⅱ型コラーゲン(UC-Ⅱ®)に、MSMやユニベスティン、キャッツクローを配合したサプリメントです。
マルチビタミン&ミネラル

100%自然素材を使用したビタミン&ミネラルサプリメント。着色料、香料、保存料は一切使用しておりません。
アミノ12パウダー

BCAAなど体内で合成できない必須アミノ酸を8種類配合。身体作りに好適なアルギニン、オルニチン、グルタミン、グリシン配合。飲みやすいオレンジ風味。
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贈呈:ゴールドジム

ベストファイター記念インタビュー

■国内ストロー級最強の一角・越智晴雄に一本勝ち

川原のバックチョークがガッチリと極まる瞬間

 8月23日(日)東京・ニューピアホールで行われた『DEEP 96 IMPACT』で川原波輝(31=チーム・アルファメール・ジャパン)が越智晴雄(36=パラエストラ愛媛/王者)に2R4分43秒、スリーパーで一本勝ち。DEEPストロー級新王者に輝いた。

 両者は2019年3月に越智の持つストロー級王座を懸け対戦。川原が右ストレートでダウンを奪う場面もあったが、越智がテイクダウンからグラウンドで支配し判定勝ちを上げていた。

 今回はそれ以来1年5ヵ月ぶりの再戦となったが、川原はテイクダウンされてもコントロールさせずに立ち上がり、逆に越智をタックルと小外刈りの合わせ技で倒す場面も見せ、最後はチョークで失神させて一本勝ち。マイクで「おかげで強くなれました」と越智に感謝を告げ、「良かったら、良かったらでいいので応援してください」と控えめにアピールする人の良さも見せた。

■様々なトレーニングを取り入れ、1日3~4部練

パンチで越智を攻める川原

 前戦から1年半での成長・変化を川原は次のように言う。

「別人ですよね。1年半集中した日々を過ごしたら別人になれると思うし、コロナで試合が延びたりしていたけど、強くなっている自信もありました。いざ試合をやってみると別人になってましたし、やっと証明できたかなっていう感じです」

 自身が変われた要因は「覚悟」であると川原は続ける。

「(前回の)タイトルマッチとRIZINの征矢戦(19年6月)で負けた時も“これ一本でやっていく”と覚悟を持っていたつもりでしたけど、まだその上がありました。覚悟さえ決まればハードな練習も乗り越えられるし、自然と一日中MMAを考えるようになりました。その日から1日3部練・4部練とやるようになったんです」

 川原は格闘技の練習だけでなく、朝のランニングに始まり、水泳、エアリアルヨガなど様々なものをトレーニングとして取り入れている。

「MMAは本当に人生やと僕は思っていて、やることの全てに意味があると思うんです。エアリアルヨガは体の柔軟性を手に入れたり集中力が増すし、水泳は肩甲骨周りとか筋肉の質が変わったり、ランニングも足腰とか。UFCのゲームがありますけど、あれもめっちゃスゴいんです。ガードを下げさせて打つとかゲームって客観的に見れるし、そこから動きを取り入れたり、練習としてやってやってます。そういうのも全部繋がるんです」

キックを放つ川原。サーフスケートのトレーニングでは、下半身の爆発力、安定感が生まれると言う

 王座を奪取した越智戦の煽りVではスケボー姿も披露していたが、これも見映えがするから取り上げられた訳ではなく、トレーニングの一環として普段から行なっているのだという。

「あれはサーフスケートといってサーフィン用のスケートなんですけど、バランス力、下半身、体の使い方に良くて、あれをやってるのもデカいと思います。すごいトレーニングになって、終わった後は足がパンパンになります。すごくいいし、あれで下半身の爆発力とか安定感を生み出したりするんです」と、練習に大きくプラスになっていると語った。

▶︎次ページはプレッシャーの克服にたどり着いた境地、そして川原が次に狙うベルトとは!?

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