【コラム】日本再上陸のヨードレックペット、ライバル不在で主戦場は海外へ?
8月19日(日)東京・大田区総合体育館にて開催されるキックボクシングイベント『KNOCK OUT SUMMER FES.2018』に、3度目の来日が決まった第2代KING OF KNOCK OUTライト級王者ヨードレックペット・オー・ピティサック(23=タイ)。今大会ではNKBライト級王者・髙橋一眞(23=大阪真門ジム)との対戦が決定している。現在のムエタイ界でトップに君臨するヨードレックペットの強さの理由、そして今後の動向とは?(文:佐藤孝也)
■タイで大人気のヨードレックペット
8月19日(日)、ヨードレックペット・オーアッチュリヤー(オーピティサック)が「KNOCK OUT」に再登場します。前回、4月大会で森井洋介選手と対戦したヨードレックペット、カウンターの左ヒジで鼻骨を粉砕しTKO勝利をおさめたことは記憶に新しいですね。
現在、タイのムエタイトップシ-ンでいつも話題の中心になるのがこのヨードレックペット。クラップダム(今年2月、梅野源治にTKO勝ちしてルンピニースタジアム認定ライト級王座となった)が王座に就くまでラジャダムナン&ルンピニー両スタジアムのライト級王者に君臨し、3年連続ムエタイMVPを獲得しているパンパヤック(ジットムアンノン)戦は圧勝、体格では圧倒的不利(141ポンド契約、ラジャダムナン スーパーライト級10位)のヨードパノムルン戦は殊勲のドローに持ち込み、ライト級のトップ対決であったセーンマニーとの試合は2連勝と今のところ敵無し状態。
誰がヨードレックペットの相手になるのか、誰がその勢いを止めるのか、が注目の的になっています。当然、ファイトマネーも高騰しており、10万バーツ(約33万円)になれば一流と言われるムエタイ界において、ヨードレックペットは20万バーツ以上のファイトマネーを得ていると言われています。
4月の森井戦はタイのメディア(特にタイではFacebookがSNSの中心になっており、Facebookのムエタイ関連のページが多い)がつきっきりで情報を発信、試合映像も即タイの方に流れていました。またヨードレックペットがタイへ帰国した際は、彼のプロモーターであるソムマーイ・サクンメーター氏(『スック ソーソムマイ』プロモーター)が空港で出迎えるという高待遇。その一挙手一投足が注目されている選手なのです。
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