【KWU】オリンピック委員会承認団体の大会に極真空手参加

2013/11/02（土）UP
（最終更新：2013/12/09 21:28）

　10月18日～26日（現地時間）ロシア・サンクトペテルブルグで開催された『第2回スポーツアコードワールドコンバットゲームズ』に、KWU（極真世界連合）がフルコンタクト空手の団体として初めて参加した。

　スポーツアコードワールドコンバットゲームズとは、国際オリンピック委員会（IOC）の承認団体である世界最大のスポーツ組織スポーツアコードが主催する各種格闘技の総合大会で、4年ごと（冬季オリンピックと同じ年）に開催される。

　スポーツアコードは、オリンピック種目ではないが世界的に盛んに行われている、競技・種目の競技大会として知られる『ワールドゲームズ』を主催するIWGAも加盟している組織。

　ワールドコンバットゲームズの第1回大会は2010年に北京で開催され、エメリヤーエンコ・ヒョードルが聖火ランナーを務め、映画俳優のジャッキー・チェンとジェット・リーが開会式に登場するなど大々的に行われた。

　実施競技は、パンクラチオン（総合格闘技）、グラップリング（関節・絞め技のあるレスリング）、合気道、剣道、キックボクシング、ムエタイ、レスリング、ボクシング、柔道、テコンドー、サンボ、空手（WKF世界空手道連盟＝伝統派空手の国際競技団体）、相撲、中国武術、ヨーロピアン柔術の15競技。

　極真空手は正式な種目にはなっていないが、KWUはWKFが承認する唯一のフルコンタクト空手組織ということで、今回初めて公開競技として参加する機会を得た。

　KWUは極真空手がオリンピック正式種目として承認を得られることを目的とし、ロシアで立ち上げられた組織。今大会では型、試し割り、講習会などが行われ試合はなかったが、スポーツアコードの舞台に立った意義は大きいといえるだろう。