【JFKO】第1回統一大会で小宮山兄弟の長男が復活
5月17日(土)18日(日)大阪市中央体育館にて、全日本フルコンタクト空手道連盟(以下JFKO)主催『第1回全日本フルコンタクト空手道選手権大会』が開催される。
JFKOとは、空手のオリンピック種目化を目指して設立された、220以上の国内フルコンタクト空手団体が加盟する組織。今回の第1回大会には、新極真会、社団法人極真会館(旧・全日本極真連合会)、JKJOフルコンタクト委員会、芦原会館など様々な流派・会派から選手が出場する。
試合は階級別に行われ、男子軽量級95名、男子中量級83名、男子軽重量級54名、男子重量級53名、女子軽量級19名、女子中量級21名、女子軽重量級20名、女子重量級15名の計360名がエントリー。
中でも注目されるのは、軽量級に出場する小宮山大介(北斗会館)だ。幼少の頃から北斗会館創始者である父に空手の手ほどきを受け、全国各地の空手大会に出場して43回の優勝。“天才空手少年”として多数のメディアに取り上げられた。一時は新極真会に所属し、全日本ウェイト制空手道選手権軽量級で優勝。その後プロ格闘家に転向して5勝3敗の戦績を残した。弟の次男・工介は現RISEスーパーフェザー級王者、三男・夕介は2013年RISEフェザー級新人王で、小宮山三兄弟として格闘技界にその名を轟かせている。
小宮山が空手の大会に出場するのは実に9年ぶり。復活を決めたのには3つの理由がある。「全国の流派が統一されて全日本大会が開催されると聞き、少年の頃から空手をやってきた自分の人生がフラッシュバックして一人の空手家として出たいと思いました。また、フルコンタクト空手界の大同団結に僕が出来ることで力になれればと考え、それは試合に出ることだと思いました。もうひとつは純粋に挑戦してみたいと思ったからです」
プロでは頭部の怪我のため一時戦線離脱したが、数年前に医者から完治したと告げられ、また試合に出る機会を待っていたという。「5年くらい前からいつかこの日が来るという予感があったんです。ですから今回の大会には引き寄せられるような不思議な感覚がありました」
復活するにあたり、小宮山は「最強の空手ではなく最高の空手を見せたい。見る人が空手の技の美しさや威力に感動するような試合をする」ことがテーマだという。
「順当に行けば吉浜恭介選手(空手道MAC/2013年KWF ヨーロッパ空手道選手権大会軽量級優勝)とは準々決勝、山野翔平選手(新極真会/2008年新極真会全日本ウエイト制空手道選手権大会軽量級優勝)とは決勝で当たります。優勝する気はもちろんありますよ。それくらいの気持ちでないと9年ぶりの大会出場なんて出来ません」と語る小宮山は、「楽しんで試合をやれればと思います。楽しんでそれに結果がついてくればいいですね」と締めくくった。
☆「第1回全日本フルコンタクト空手道選手権大会」トーナメント組み合わせ
<各階級の有力選手>
▼男子軽量級
喜久山泰道(社団法人極真会館沖縄支部)
2003、05、13 極真連合会 全日本ウエイト制空手道選手権大会 軽量級優勝
小宮山大介(北斗会館)
2003 新極真会 全日本ウエイト制空手道選手権大会 軽量級優勝
山田伊寿実(桜塾)
2014 JKJO 全日本大会 軽量級優勝
山野翔平(新極真会福岡支部/奄美支部)
2008 新極真会 全日本ウエイト制空手道選手権大会 軽量級優勝
吉浜恭介(空手道MAC)
2013 KWF ヨーロッパ空手道選手権大会 軽量級優勝
▼男子中量級
河瀬俊作(新極真会佐賀筑後支部)
2013 新極真会 全日本ウエイト制空手道選手権大会 軽量級優勝
高芝海土(金剛カラテ川地道場)
2009 白蓮会館 全日本空手道選手権大会 中量級優勝
辻健介(新極真会徳島北東あわじ支部)
2013 新極真会 全日本ウエイト制空手道選手権大会 中量級優勝
前田優輝(新極真会和歌山支部)
2009、10、11 新極真会 全日本空手道選手権大会 軽量級優勝
松田和龍(魚本流空手拳法連盟)
2005 極真館 世界空手道選手権大会 軽量級優勝
的場彰太(空手道MAC)
2013 KWF ヨーロッパ空手道選手権大会 -75kg 優勝
渡辺 優(芦原会館)
2013 JKJO 全日本空手道選手権大会 中量級優勝
▼男子軽重量級
大石昌輝(星和会館)
2013 極真会館宗家 全日本空手道選手権大会 重量級 優勝
島本一二三(新極真会広島支部)
2010、11 新極真会 全日本ウエイト制空手道選手権大会 中量級 優勝
前田勝汰(新極真会和歌山支部)
2012 新極真会 全日本ウエイト制空手道選手権大会 中量級優勝
森 健太(新極真会福岡支部/奄美支部)
2010 新極真会 全日本ウエイト制空手道選手権大会 重量級優勝
山田一仁(新極真会兵庫中央支部)
2008 新極真会 全日本大会 優勝
▼男子重量級
入来建武(新極真会東京城南川崎支部)
2013 新極真会 全日本ウエイト制空手道選手権大会 重量級優勝
落合光星(新極真会和歌山支部)
2013 新極真会 全日本空手道選手権大会 優勝
島本雄二(新極真会広島支部)
2012 新極真会 全日本空手道選手権大会 優勝
寺浦克敏(社団法人極真会館関西総本部)
2009 極真連合会 ワールドカップ空手道選手権大会 重量級優勝
長田裕也(社団法人極真会館小井道場)
2013 POINT&KO 世界空手道選手権大会 優勝
村山 努(新極真会京都南支部)
2009 新極真会 全日本ウエイト制空手道選手権大会 重量級優勝
▼女子軽量級
加藤千沙(新極真会愛知山本道場)
2013 新極真会 全日本ウエイト制空手道選手権大会 軽量級優勝
菊川結衣(芦原会館)
2014 JKJO 全日本空手道選手権大会 軽量級優勝
佐藤エリカ(KWF極真会館千葉田中道場)
2013 KWF 世界空手道選手権大会 軽量級優勝
山口千怜(空研塾西田道場)
2012 白蓮会館 ワールドカップ空手道選手権大会 軽中量級優勝
▼女子中量級
加藤小也香(新極真会愛知山本道場)
2013 新極真会 ワールドカップ空手道選手権大会 軽量級優勝
原ひかり(社団法人極真会館小井道場)
2013 極真連合会 全日本ウエイト制空手道選手権大会 軽量級優勝
▼女子軽重量級
大野絵実菜(空手道MAC)
2013 KWF 世界空手道選手権大会 中量級優勝
木村敬代(渡邊道場)
2013 JKJO 全日本空手道選手権大会女子 重量級優勝
増山愛理(社団法人極真会館東京都広尾道場)
2012 極真連合会 世界空手道選手権大会 軽量級優勝
▼女子重量級
荒木千咲(JKJO関西地区)
2010 白蓮会館 全日本空手道選手権大会 重量級優勝
福原葉子(新極真会高知支部/愛媛支部)
2013 新極真会 全日本ウエイト制空手道選手権大会 重量級優勝
将口恵美(新極真会愛知山本道場)
2011 新極真会 世界空手道選手権大会 優勝
久保田千尋(JKJO中部地区)
2014 JKJO 全日本空手道選手権大会 重量級優勝
横山紀子(新極真会和歌山支部)
2011、12 新極真会 全日本ウエイト制空手道選手権大会 中量級優勝
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