【Krush】大雅が王座返上、6月から王座決定トーナメント開幕

2015/04/24（金）UP
（最終更新：2015/04/24 17:52）

　4月24日（金）都内にて記者会見が行われ、第3代Krush－55kg級王者・大雅（TRY HARD GYM）が同王座を返上することが発表された。

　大雅は2014年8月24日、第2代王者・瀧谷渉太を破り、第3代王座に就いた。4月19日に開催されたK-1 WORLD GP -55kg初代王座決定トーナメントでは決勝戦へ進出し、武尊に敗れたが18歳という若さで世界の強豪を相手に準優勝という成績を収めたばかり。

　宮田充Krush代表によれば、大雅はK-1前から左拳の状態が思わしくなく、K-1のトーナメントで3試合を戦い、さらに悪化した模様。Krush王座の防衛期限である8月（前回のタイトルマッチから1年以内）に防衛戦を行うことが難しい状況のため、本日付けで王座を返上することになった。

　大雅は2013年10月13日にKrush YOUTH GP 2013－55kg Tournament決勝戦で同門の堀尾竜司と対戦した際、堀尾の頭に拳を当ててしまい骨折したことがある。その古傷が完治していない状態で、骨折ではないが「痛みがあり、ミットを打つ時も3割くらいの力でしか打てない」という。

「1年以上前から練習で左を100％使っていませんでした。試合では100％やれますが、毎回痛めてしまっていました。100％治したいと思ってタイトルを返上することを決めました」と大雅は挨拶。

　復帰の時期は未定で、大雅は「ベルトを獲ってから格闘技ばかりの生活だったので、1度ゆっくりしたいと思っています」としばらく格闘技から離れるようだ。

　なお、この王座返上に伴い、第4代Krush－55kg級王者決定トーナメントが行われることになった。6月12日（金）東京・後楽園ホールで開催される『Krush.55』にて8選手による開幕戦（1回戦）が行われ、8月14日（金）同会場で開催される『Krush.56』にて準決勝・決勝戦が争われる。

　出場メンバーは早ければ27日（月）にも発表される。
☆大雅のプロフィール