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【パンクラス】中井光義、トリッキー技で勝負

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2015/07/28(火)UP

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試合レポートと同時にアップする速報動画では、KOシーンはスーパースロー再生。

▲中井が繰り出したバックハンドブロー。圧倒的なパワーにトリッキーで対抗するという

 8月9日(日)東京・ディファ有明で開催の『PANCRASE 269』に出場する、中井光義(フリー)の公開練習が28日(火)都内にて行われた。中井は無差別級でエリック“ザ アメリカンソルジャー”プリンドル(アメリカ)と対戦する。

 中井はマンガ『キン肉マン』の作者ゆでたまごの一人である中井義則(ゆでたまごは嶋田隆司との合同ペンネーム)の息子。中学でアマチュアボクシングを始め、17歳の時にタイでムエタイの試合を行ったほか、ブラジリアン柔術(紫帯を保持)、キックボクシング、総合格闘技など数々の大会に出場。プロ総合格闘技は2007年6月の『ZST.13』で、デビュー戦を腕ひしぎ十字固めによる一本勝ちで飾り、2戦目は2013年12月の『PANCRASE 254』でランドン・バンナータ(アメリカ)に一本負けを喫している。

 公開練習ではミット打ちで、後ろ蹴り、バックハンドブロー、ジャンプしてのパンチなどを披露した中井。「技のバリエーションを増やし、トリッキーに動くことを考えています。相手は圧倒的なパワーがあるので、回転系の技を使うことを考えています」と、その理由を語る。

 今回の試合には“キン肉マンの息子vsキン肉マンソルジャー”というキャッチコピーが付けられているが、中井は「相手はキン肉マンソルジャーと言われてもいいくらい超人的ですが、僕はまだまだ超人的選手ではありません」とやや弱気。

 しかし、現在は週5回のウェイトトレーニング、週2回のクロスフィットトレーニング(アメリカで流行しているアスリート向け筋肉トレーニング)で肉体改造を行っており、110kgあった体重を96~97kgまで落とした。理想は筋肉を付けて115~120kgで動ける身体を作ることだという。

「アジア人の中でトップクラス、限界までフィジカルを上げたい。それをベースにしてスピードも付け、プラスして親譲りの“発想力”で勝負したいです」と中井。頭脳も駆使して圧倒的なパワーに対抗するつもりだ。

「時間が経てば経つほど向こうが不利。僕が負けるパターンはひとつしかない。向こうのパンチが当たって失神することです。でも僕が勝つパターンは3種類あって、KO勝ちか一本勝ちか判定勝ち。高阪剛さんも言っていましたが、ヘビー級の試合は何が起こるか分からないですよ」と、中井は小よく大を制すことに自信をのぞかせた。

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