【空手】正道会館らフルコンタクト6団体が会見に出席、新たに全空連オリンピック種目化活動を支持
9月25日(金)都内・国際空手道連盟極真会館代官山道場にて記者会見が行われ、極真会館(松井章圭館長)とフルコンタクト空手6団体が会見に出席、友好関係を結び、全日本空手道連盟(全空連)が進める空手(セミコンタクトによる完全ポイント制ルール)の東京オリンピックでの公式競技化活動を支持することを表明した。
新たに全空連のオリンピック種目化を支持することになった正道会館や国際大山空手の2団体は全国に支部道場を持つ空手組織で、IBMA極真会館、拳眞塾、葉隠塾の3団体は地域で活動を広げている。また会見に出席したのは上記5団体だが、地域で活動する脩己會も友好関係を結びオリンピック種目化を支持することが発表され、今回新たに6団体が加わった。
ただし極真会館と新たに発表された6団体は友好団体化、組織化するわけではなく、お互いに内政干渉はせず交流を行っていく(IBMA極真会館以外は以前から極真会館と交流があった)。また、今年4月16日の記者会見で極真会館と全空連の間で締結された友好団体とは別で、全空連が設けた友好団体制度に今回新たに支持した6団体が入るわけではない。
今回出席したフルコンタクトの各団体は交流を通じ、空手界の社会的地位向上を目指す。
松井章圭・極真会館館長は「フルコンタクト空手界は団体が乱立し、そこにおいては対立関係や反目している団体もある。その垣根を越えて行きたい」と、フルコンタクト空手団体の友好化を今後も進めていきたいと語った。
1995年に起きた極真会館の分裂騒動で、松井館長と一度は袂を分かった増田章・IBMA極真会館主席師範は、「フルコンタクト空手の普及には、世界の方々と尊重し合って仲良くすることがいいと思って賛同しました」と挨拶した。
また、会見に出席した日下修次・全空連事務局長は、「ルールは生物ですから、スピード、スリル、スペクタクルを追及していこうとなればオリンピック空手ルールも変えていけばいいと思います。そのためには空手界がまず団結しなければいけない。フルコンも伝統派もヨーロッパでは団結しています。本家の日本がオリンピックへ向けて団結していければいいと思います。先日、極真会館の大会を拝見しましたが、重量級でいい選手がいるじゃないか、と気付きました。フルコンにも協力いただいて、オールジャパン体制で強いオリンピック選手を作っていければと思っています」と挨拶した。
なお、空手道拳道会(創始者・中村日出夫、会長・石山圭)は友好関係の団体に名を連ねなかったが、「交流は心から支持します、オリンピック競技化も支持します」とメッセージを寄せている。
<極真会館(松井章圭館長)との友好関係団体一覧>
新日本空手道連盟 正道会館
館長代行/中本直樹
国際大山空手道連盟
最高師範/大山泰彦 日本本部長/鈴木正二
IBMA極真会館
主席師範/増田 章
全日本武道空手道連盟総本部 拳眞塾
塾長/大川 宏
日本空手道 葉隠塾
塾長/成嶋弘毅
空手道 脩己會
会長/林 正英
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