2016/01/26（火）UP
（最終更新：2016/01/26 15:43）

eFightの試合動画
試合レポートと同時にアップする速報動画では、KOシーンはスーパースロー再生。

公開練習でミット打ちを披露した卜部功也（右）

　2月5日（金）東京・後楽園ホールで開催される『Krush.63』に出場する前K-1 WORLD GP -60kg王者・卜部功也（チームドラゴン）の公開練習が、1月26日（火）都内にて行われた。卜部はKrush－60kg Fightのスーパーファイトでサイボーグ・ワラス（フランス）と対戦する。

　昨年11月のK-1 WORLD GP -60kgタイトル初防衛戦で兄の弘嵩に3RKO負けを喫し、今回が再起戦となる卜部。「自分が弱いからああいうやられ方をして、もっと強くならないといけないと思った」と敗戦のショックよりもさらに強くなりたい一心で試合後、1週間から10日間でいつも通りの練習を再開したという。

　昨年は2度の兄弟対決以外は、ハビエル・エルナンデス（スペイン）、コンスタンティン・トリシン（ウクライナ）、カン・エン（中国）といった世界の強豪を撃破。「ベルトを巻いていたので試合の度にプレッシャーを感じていて練習にも集中出来ました。そのプレッシャーが自分を強くしてくれたと思います。今でもチャンピオンでいた時の気持ちのまま練習を続けていてブレずにやっています」

　対戦相手のワロスはトリッキーな動きで一発の破壊力を持っている。「映像をチェックしましたが、今までに対戦したことのないタイプの選手。何をやってくるかわからない怖さがあり、集中してやらないとやられてしまう」と警戒心を強めるものの、「復帰戦の相手としては厳しい相手ですが、僕のために強い選手を呼んでくれてありがたい」と強豪との対戦は望むところといわんばかり。この日の公開練習では、2分1Rのミット打ちを披露し、ワンツーから重みのある左ミドル、テンカオを繰り出し好調を伺わせた。

　今大会では-60kgの試合が4つも組まれており、卜部は「他の試合とも比べられると思うし、一番目立たないといけない」と気合十分。当然、K-1 WORLD GP-60kg王座奪還を目標に掲げ、「K-1のベルトを巻く人間は他を寄せ付けない強さが必要。僕はそれを目指していて、K-1のベルトを失って初の試合ですがさらに強くなった姿を見せたい」とした。