【ZST】上田貴央、カポエィラキックで王者KOだ
4月17日(日)東京・新宿FACEで開催される『ZST.51』のメインイベントにて、ZSTバンタム級王者・柏崎剛(K-PLACE埼玉格闘技道場)とノンタイトル戦で対戦する上田貴央(パラエストラTB/GSA)が、7日(木)都内にて公開練習を行った。
大久保のGENスポーツパレスで教室を開いている『カポエィラ・テンポ東京』の須田竜太代表に、ブラジルの格闘技カポエィラを学んでいるという上田。カポエィラは足技が中心で、アクロバティックな蹴り技を特徴とする。最近では『巌流島』に参戦したマーカス・レロ・アウレリオ(ブラジル)が1Rわずか28秒、カポエィラの片手を床に着いた後ろ回し蹴りでKO勝ちしたほか、パンクラス・フライ級3位リルデシ・リマ・ディアス(ブラジル)も試合で効果的に使っている。
公開練習では、片手を床に着いて放つ後ろ回し蹴り「メイア・ルーア」(直訳すると半月)、片手を着いて前方へ一回転して蹴る「アウー・シバータ」(側転・ムチ)、座った状態から回し蹴りを放つ「シャペウ・ジ・コウロ」(皮の帽子)の3つの蹴り技を披露。
上田がカポエィラに興味を持ったのは、「僕が教えている体操教室に須田先生の息子さんが来ており、体操の技を教えるとすぐに出来てしまうんです。カポエィラもやっていると聞き、これはとんでもない技なんじゃないかと思ったのがきっかけです」と言い、実際に習い始めたところ「僕のファイトスタイルに合っています。トリッキーな技を突き詰めていきたいし、MMA(総合格闘技)で生きる格闘技があるのではないかという気持ちでやっています」という。
元々は体操をやっていて“ZSTの体操お兄さん”の異名を持つ上田だけに、運動神経は抜群。「次の試合で早くもカポエィラの技が出ちゃうかもしれないです。まだ対策されていないので有効。寝技も以前とは違うので、全く違う僕でいけると思う」と、新しい上田真央で若き王者・柏崎に挑む。
須田代表も「体操をやっていただけあって体幹がしっかりしている。カポエィラの蹴りは当てないと思われていますが、実際は当てるんです。上田選手の蹴りは凄く強いので当たったらかなりヤバイですよ。アメリカやブラジルのMMAの選手はすでにカポエィラを取り入れていて、試合で有効な技と証明しています。日本ではまだ余り知られていないので特に有効だと思います」と、上田のカポエィラキックに太鼓判を押す。
上田は2014年5月の『ZST.41』で対戦し、時間切れドローに終わっている柏崎との再戦に「2年前とは選手としての意識が全く違う。僕の動きが出せればZST史上に残る試合が出来るんじゃないか。そのつもりでやります」とリベンジに自信満々。最後に須田代表は「当たると本当に凄いので気を付けてください」と、柏崎に忠告した。
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