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【巌流島】押し出しや関節技についてルール変更に

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2016/10/11(火)UP

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かねてから押し出しされた選手が相手選手をつかんで一緒に落ち、同体に持ち込むことが問題視されていた

 10月21日(金)東京・国立代々木競技場第2体育館で開催の『巌流島 全アジア武術選手権大会 2016 in TOKYO』で行われるトーナメントのルールが決定した。前回までのルールから変更になったのは4項目。

 ひとつ目は、パウンド(寝ている状態の相手に上からパンチを落とす技)での主審が止めるタイミングが早い・遅いの議論があったため、「明らかに意識が飛ぶような場面が見られた場合」「ブロックしているものの、寝技15秒ルールを利用して、時間がたてばブレイクになることを待っている状態も一本に見なす場合がある。下の選手は、ブロックだけでなく、体を動かしながら、パウンド状態を抜け出そうとしなくてはならない」と定義付けられた。

同体が繰り返されたことで星風(左)が苛立ち、それが元で乱闘騒ぎに発展したことも

 ふたつ目は、あまりに一方的な突進で両者が試合場から転落した場合、これまでの同体転落で両者ポイントなしではなく、突進した方に「有効」を与える場合がある。有効は2回で相手の「転落」として加算される(転落3回で負け)。

 みっつ目は、立ち技の状態で仕掛けた関節技・絞め技がそのまま寝技に移行した場合、アドバンテージとして続行が認められることとなった。つまり飛び付き腕十字や、立った状態からのフロントチョーク、脇固めなどが、そのまま寝技にもつれても有効。しかし、立ち技で仕掛けた関節技が外れ、寝技状態で別の関節技に移行するのは反則。

 そして、反則ではないが、試合開始時にグローブを合わせる選手の行為に対しては、勝負の緊張感を削ぐため、特に注意し、仕切り直しさせることが決まった。

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