【ボクシング】現役続行の内山、コラレス戦を振り返る
10月12日(水)都内の所属ジムにて行われた会見で、現役続行を正式に発表した元WBA世界スーパーフェザー級スーパー王者・内山高志(ワタナベジム)。会見後のインタビューで、改めて4月27日のタイトルマッチでの敗戦を振り返った。
自ら復帰を決断したタイミングで試合映像を見ることにしたという内山。「まだ気持ちが固まってないうちに見てしまうと、また落ち込んでしまうんじゃないかと思って。『よし、またやるか』と思った時に見て、『ああ、これが悪かったんだな』という感じでしたね」と、敗戦のショックの大きさをうかがわせる。
その試合では、挑戦者ジェスレル・コラレス(パナマ)が序盤からスピードのあるパンチで積極的に攻めて王者を翻弄。内山は2Rに左フックで3度のダウンを奪われてKO負け。2010年1月から6年以上に渡って守り続けたベルトは、あっという間にコラレスの腰に巻かれることになってしまった。
試合映像も踏まえ、「スピードでやられたことと、まさかの攻撃だったのでこっちが準備出来ていなかったというのがありましたね」と振り返る内山。事前の対策としてコラレスの過去の試合映像をチェックしていたが、「ああいう風に自分から積極的に出てくるというパターンの映像は無かった。意外でしたね。見ていた映像とはまったく違う動きをされたという感じだったので」と、想定外の戦い方に対応出来なかったようだ。
内山は「一流だとそこでしっかり対処出来ないといけない。まだまだ二流だなと思いました」と気を引き締め、「相手のスピードも分かったし、やりづらさもつかめたので、また次からいろいろ対策を練られると思います」と自信をのぞかせる。
そんな内山とコラレスの再戦は、年末の実現に向けて交渉が進められていることが渡辺均会長から明かされた。
「一番はボクシングをまたやりたいという気持ち」と現役続行を決めた要因を話しつつ、「でも、そういう気持ちにさせたのはやっぱり…。ああやって一方的にやられたまま辞めるのも何だかちょっとなということもある」と内山。「本当に何もしないで終わってしまったので、それで悔いが残ったというのは相当大きかった。ただ単純にくやしい。リベンジしたいという気持ちがすごく強かった」と続けた。
内山を現役生活に踏みとどまらせた敗戦の悔しさ。年末に予定されるリベンジマッチで、その思いを晴らすことが出来るか。
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