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【月間MVP】梅野源治が10月度のMVP!日本人6人目のムエタイ殿堂王者に

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2016/11/07(月)UP

スター選手が集い、層の厚いライト級でムエタイ世界最高峰ラジャダムナンスタジアム王座に就いた梅野(右)が10月のMVP

 ムエタイ最高峰のタイトルを奪取した梅野源治が、ゴールドジムプレゼンツ イーファイト10月度のMVPに決定した。

 これは格闘技情報サイトのイーファイトが毎月、このサイト名にちなみ、いいファイトをした最優秀選手を選定するもので、選考委員はFight&Life、ゴング格闘技の各格闘技雑誌の編集長とイーファイトの全スタッフ。

 世界と名の付くムエタイの世界タイトルは数多くあるが、その中でも最高峰だと誰もが認めるタイトルは、タイにあるムエタイの2大殿堂ルンピニースタジアムとラジャダムナンスタジアムが認定する王座だ。タイトルに挑戦するどころかランキングに入ることすら難しいこの頂に、多くの外国人選手が挑み、敗れていった。

 梅野は10月23日の『REBELS.46』にて、タイで一度KO負けを喫しているラジャダムナンスタジアム認定ライト級王者ヨードレックペット・オー・ピティサック(タイ)に挑戦。ムエタイの本場タイでライト級はスター選手も多く、ヨードレックペットはその中でもKOするスタイルで人気も評価も高い選手。

 戦前の予想は当然梅野が不利だったが、2Rの劣勢を3Rと4Rに挽回し、5Rも逆転を許さずに判定勝ち。タイ・ラジャダムナンスタジアムから派遣されたジャッジ3名がいずれも49-48で梅野の勝利とする接戦を制しての王座奪取だった。ムエタイ500年の歴史の中で、タイ人以外でラジャダムナン王座に就いたのは7人目、日本人では6人目となる快挙を成し遂げた。

 今後に関しては、「タイで防衛戦をやって、生でタイのムエタイファンに見てもらいたい気持ちはあります」と、敵地タイでの防衛を目標に掲げるとともに、ラジャダムナンと並ぶ2大殿堂であり、まだ日本人選手は誰も手にしたことがないルンピニースタジアムの王座も奪取することを目標に掲げる。

 また、WBCムエタイ本部からは、K-1 WORLD MAX世界王者ブアカーオ・バンチャメークと近代ムエタイの帝王セーンチャイ・PKセンチャイジムの2人しか持っていないダイヤモンド王座(ボクシング部門ではマニー・パッキャオやフロイド・メイウェザー・ジュニアらに与えられた各階級で最高の王者と指定された選手に贈られるベルト)の認定戦を梅野にやらせるとの話も出ているという。

 今回のMVP受賞について梅野は、「4年ぶりのMVPです。これまで強いタイ人に勝って来たのになぜ僕が選ばれないのかと思い、イーファイトが嫌いになるところでした(笑)。このMVPは立ち技だけでなく、全ての格闘技の中から選ばれるものなので、選手としていただけるのは光栄です」と語った。

 なお今回受賞した梅野には、イーファイトより記念の盾と、ゴールドジムからアルティメットリカバリーなどのサプリメント3種類が贈られる。

☆梅野源治のMVPスペシャルインタビュー
「次は誰も獲ったことがないベルトを獲りたい」はこちら
・試合レポート
「梅野が日本人6人目の快挙、ラジャ王座を奪取」

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