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【ボクシング】比嘉のKO宣言にマソンは「今までの相手と僕は違う」

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2017/10/19(木)UP

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挑戦者に6位トマ・マソン(左)を迎えて初防衛戦を行う王者・比嘉(右)。比嘉の14連続KOなるか

 10月22日(日)東京・両国国技館で開催される『トリプル世界タイトルマッチ』の調印式&記者会見が、19日(木)都内にて行われた(エンダムvs村田の調印式&記者会見は20日)。

 今回が初防衛戦となるWBC世界フライ級王者・比嘉大吾(22=白井・具志堅スポーツジム)は、「もうあと3日後に迫ってきていますが、調子も良くてあとはやるだけ。12Rの間に絶対倒して勝ちます」と、デビューから13戦13勝13KOのパーフェクトレコードをさらに伸ばすと力強いコメント。

「最初は勝てばいいとだけ思っていましたが、KOで勝つにつれて練習もハードになっていき、ここまでやって判定にいくのは納得いかないって気持ちが出てきたのが倒すきっかけになりました。でも大振りしてKOするのは嫌なので、試合の流れの中で倒せればいいなと思っています」と、厳しい練習をしてきたので判定勝ちでは納得がいかないと話す。

 挑戦者のWBC世界フライ級6位・IBF世界フライ級11位トマ・マソン(27=フランス)については、「身長が高くて長い距離の正統派ボクシングをする選手ですが、接近戦が苦手というわけではなくガードが高くてアッパーやフックを打って来るので崩しにくい選手だと思っています。でも、練習してきているので勝ちは譲らない」と評した。

 また、「過去の沖縄の先輩方みたいに攻めるスタイルで沖縄のみならず全国の皆さんに感動を与えられる試合がしたい」と意気込んだ。

 対する挑戦者のマソンは17勝(5KO)3敗1分の戦績で、現在9連勝中。5月の試合ではEBU(ヨーロッパボクシング連合=WBC傘下の地域団体)欧州フライ級王座を獲得している。

「最終調整している段階だが、試合が近付くにつれてモチベーションが高まっている。いい試合がしたい。身体の力が問われる試合になると思うが、そのために練習を重ねてきた。あとは試合でそれを出すだけだ。どの選手も夢見るチャンピオンベルトを目の前にして、ようやくここまで来たという気持ちだ。あとはベルトを獲るだけだよ」とマソン。

 比嘉の連続KO記録のことを問われると、「その結果を知っても特に怖くない。今までの相手と僕は違う。その違いを試合で見せる」と強気なコメント。この言葉に対して比嘉は「彼は自分の練習を見たことがないから何とでも言える。試合になれば分かりますよ」と、思い知らせてやると言い放った。

 なお、比嘉は前回がメキシコ製グローブ、今回は日本製グローブを選んだが「いろいろなグローブを使って自分のコレクションにしようと思っているだけで、意味は特にありません」とその理由を答えて笑いを誘った。


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