【ボクシング】中国で有名な木村翔、日本でも「KOでアピールしたい」
12月31日(日)に東京の大田区総合体育館で行われるトリプル世界戦の調印式と公開計量が、30日(土)都内ホテルにて行われた。WBO世界フライ級タイトルマッチに臨む王者・木村翔(29=青木)は50.7㎏、挑戦者で同級1位の五十嵐俊之(33=帝拳)は50.8㎏で計量をクリア。
木村は7月に中国で、WBO世界フライ級王者で五輪2連覇の鄒市明(ゾウ・シミン)を11R TKOして王座奪取した。”中国の英雄”をKOしたことで、現地では超有名人になり、サッカーの本田や香川に次ぐ人気だという。だが残念ながら、日本ではまだそれほどは知られていない。
今回が初防衛戦となるが、会見で木村は「大みそか、大きな舞台での日本人対決に恥じない熱い試合をしたい。最近の自分の試合は海外とかアウェイがほとんどですが、今回は日本で試合できて嬉しい」と話し、会見後の囲みでは「KOしてアピールしたい」と、KO勝ちで母国日本での知名度をアップを狙う。
対する挑戦者・五十嵐は元WBC世界フライ級王者。2012年7月に同王座を獲得し、同年11月に初防衛成功したが、13年4月に行われた2度目の防衛戦で八重樫東に判定負けし、王座陥落した。その後は6勝2分けの戦績をあげ、今回の王座挑戦となった。
五十嵐は「練習も、やるべきことは全てやった。出し切ります。今回、世界戦に再び出ることができました。明日勝ってベルトを手に入れて、みんなに見せたいです。場合によっては、これが自分の最後の試合になるかもしれない。ボクシングを始めてから18年間積み重ねたものを全て出したいです」と、4年半ぶりの世界戦に不退転の決意で臨む。
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