【海外キック】意外すぎるヘビー級トーナメント組み合わせ方法、K-1エル・ボウニら参戦
5月13日(日・現地時間)『WORLD FIGHTING LEAGUE(WFL) Final 8』がオランダ・トップスポーツセントラム アールメレにて開催される。
その組み合わせ抽選会及び、記者会見として4月12日(木・同)にトーナメントの出場選手が集められた。日本ではK-1、DREAMやHERO’S、海外ではONE FCなどで活躍したメルヴィン・マヌーフが主催・運営しており、昨年4月23日にはピーター・アーツが母国オランダでの引退試合を行った大会でもある。
今回のヘビー級トーナメントにA級の各国トッププロ選手のみ8名がエントリー。一晩に3試合行い王者を決める。
この中で、日本でも活躍している選手としては、昨年4月23日に開催された本大会でエロール・ジマーマンを破ってヘビー級王者となり、日本のHEATキックルールヘビー級王者でもあるムラッド・エイガン(Team Aerts)や、昨年11月23日に開催された『K-1 WORLD GP JAPAN初代ヘビー級王座決定トーナメント』で準優勝したイビラヒム・エル・ボウニがおり、この抽選会でも注目を集めた。
トッププロ大会だけあり、抽選会のゲストにはピーター・アーツとセーム・シュルトが招かれた。彼らが見守る中、トーナメントの組み合わせが行われたが、この抽選方式が大変ユニーク。
8選手それぞれの名前が呼ばれ、1人ずつパンチングマシーンを打っていく。そのマシーンの得点(衝撃力から計算された独自のポイントが表示)が高い順に、1回戦の好きな場所を選べるというものだ。
出場選手中最も得点が低かったのは16年の今大会のヘビー級王者のファビオ・クワシであり、彼が第1試合の枠に座ると次に低い順で第2試合、第3試合の枠へと座っていく。
次に最も得点の高かった順に相手を選んで枠を選ぶ事ができる。最も高かったのは優勝候補の1人、ムラッド・エイガンであり、彼は迷った末、第1試合のファビオ・クワシを選ぶ。次に得点が高かったのはアンドレ・ストイカ。彼はWushu(ウーシュー) と言われる武術太極拳をバックボーンに『SuperCombat 2013』 スーパークルーザー級世界王者の実力を持つ。相手に14年の W.F.C.A. キックボクシングルール-95kg王者のボイボーイ・マルティンを選択した。
注目されたK-1準優勝のエル・ボウニは3番目。相手にAクラスでは無敗のレヴィ・レジターズの横を選択した。
海外ならではのユニークな抽選会、楽しげな雰囲気の中にも対戦相手が決まっていく選手たちには殺伐とした雰囲気が流れていた。
2mクラスが集結するオランダならではのヘビー級トーナメント。王者を手にするのは果たして誰か。
【決定対戦カード】
WFL Final 8 トーナメント
▼1回戦第1試合
ムラッド・エイガン(28=トルコ/185cm、105kg/17年WFLヘビー級王者/HEATキックルールヘビー級王者)
vs
ファビオ・クワシ(21=オランダ/196cm、95kg/16年WFLヘビー級王者)
▼1回戦第2試合
サム・ティファル(33=セネガル/198cm、112kg/FIDAM ムエタイ ヨーロッパ王者)
vs
クライド・ブリッツァク(25=スリナム/194cm、100kg)
▼1回戦第3試合
アンドレイ・ストイカ(30=ルーマニア/188cm、95kg/SuperCombat 2013 スーパークルーザー級王者)
vs
ボイボーイ・マルティン(31=ジャマイカ/185cm、95kg/14年 W.F.C.A. キックボクシングルール-95kg王者)
▼1回戦第4試合
イビラヒム・エル・ボウニ(22=モロッコ/192cm、90kg/K-1 WORLD GP JAPAN 2017初代ヘビー級王座決定トーナメント準優勝)
vs
レヴィ・レジスターズ(22=オランダ/200cm、105kg)
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