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【Krush】初参戦のMMAファイター高木健太「倒し倒されでもいい」

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2018/07/18(水)UP

打撃至上主義の総合格闘家、高木健太(右)

 7月22日(日)東京・後楽園ホールにて開催の『Krush.90』で「日本vs中国・7対7全面対抗戦」が行われる。

 第1試合から第4試合に出場する選手からの試合直前コメントが主催者を通じて届いた。

 第4試合に出場するのは、MMA(総合格闘技)ファイターの第6代HEATウェルター級王者・高木健太(32=リバーサルジム川口REDIPS)。MMAの試合では打撃を得意とし、16勝14敗1無効試合の戦績で16勝のうち14勝がKOだ。

「タックルに入るのは6年に1回くらい」と笑う高木は、「組みたくないっすね。何か気持ち悪いじゃないですか。Krushは首相撲もないので、同じ立ち技でもなおさらいいなって感じです」と、自らを立ち技、とくにKrush向きの選手だという。

 「タックルを警戒しながら打撃をやらなくていいし、フルスイングで突っ込んでもクリンチになったらブレイクになる。余計な心配せずに思いっきり打撃でいけますね」と暴れ回る気満々だ。

修斗環太平洋ミドル級王者の佐藤洋一郎を右フックでKOし、HEAT王者についた高木

 対戦相手のフー・ガオフォン(28=中国/明輝ジム/CFP)は、2011年から2016年まで全国武術散打80kg級で6年連続優勝、2016年には世界杯武術散打大会でも優勝という打撃のスペシャリストだ。

 高木はガオフォンの印象を「戦い方は“ザ・散打”って感じですけど、そんなに蹴ってこないので噛み合うかなって思います。相手の経歴はどうでもいいっす」と噛み合う試合を予測。「倒し倒されでもいいし、最後は自分が倒して勝っていればいいかなと」と激闘を宣言した。

“石の拳”の異名を持つレオナ(右)は第3試合

 第3試合に出場する、16年英雄伝説アジア-60kg級優勝レオナ・ペタス(26=THE SPIRIT GYM TEAM TOP ZEROS)。対戦相手はジャオ・チョンヤン(20=中国)で、今回の中国人選手の中でも非常に評価が高いという。

 レオナはチャンヤンの印象を「本当にめちゃめちゃ強いと思いますし、それだからこそやる気にもなるし。むちゃくちゃやる気が出ましたね」と奮起している。
 今回の試合について「今回の試合に勝てば世界にも名前が広がると思うので、日本だけじゃなく世界でも有名になれるように頑張りたい」と意気込む。

大沢文也の代役として急遽抜擢された鈴木勇人

 第2試合に出場する鈴木勇人(28=K-1ジム五反田チームキングス)の対戦相手はジン・イン(20=中国/鄭州順遠ジム/CFP)。

 インは散打出身で速いサイドキックや掛け蹴りを使い、プロ20戦のキャリアを持つ。鈴木は今回でキャリア8戦目だが「僕はキャリアが上の相手の方が燃えるので、気持ち的には伸び伸び戦える強い相手に勝っていくことで自分自身をレベルアップさせられると思います」と格上食いを目指す。

5連勝中だったが現王者・島野浩太郎(右)に連勝をストップされた山本(左)は今回が再起戦

 第1試合で日本チームの先鋒をつとめる2014年K-1チャレンジ準優勝・山本直樹(27=優弥道場)は、中国人ファイターへの印象を「アグレッシブという印象が一番大きい。あとは打たれてもどんどん前に来るし打たれ強いイメージもあります」と評す。

 今回の対抗戦では“稲妻の拳”との異名を持つワン・ジュンユー(星武創新ジム/CFP)と対戦するが、「今までは距離を取って触らせずに、触らせる前に自分が当てるというテーマでやっていましたが、それでも距離を潰されて倒されてしまったので。これからは打ち合い・接近戦でも勝てるように仕上げていきます」と、弱点を強化して臨むと語った。

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