【Krush】第2代女子アトム級王座へ向けてサバイバル戦
12月16日(日)東京・後楽園ホールで開催される『Krush.96』の記者会見が、11月6日(火)都内にて行われた。
女子アトム級戦として、C-ZUKA(29=T-GYM)vs福原優(33=K-1 GYM EBISU FREE HAWK)が決定。
C-ZUKAはこの階級では165cmと長身で、5勝(1KO)5敗1分の戦績。NJKFミネルヴァ・アトム級初代王座を保持していた。9月の『KHAOS』では豊嶋里美から延長戦の末に勝利を収めている。対する福原はパンチを主体としたアグレッシブなファイトスタイルを持つが戦績は1勝2敗1分と負けが先行している。9月の『KHAOS』では高梨knuckle美穂にKO負けを喫した。
福原は「前回派手に負けた福原です」と自虐的な挨拶をし、「勝ち負けは一番重要ですが、それにプラスして内容、お客さんが喜んでくれるかだと思っています。今まではなんとなくのイメージでやっていたんですが、今回はこのタイミングでこの技を出す、このタイミングで倒すとかイメージして、試合に挑んでいきたいと思います」と、変化を加えるという。
その理由は高梨にKOされたことが大きく、「今までは勝っても負けても微妙な内容だったんですが、前回は負けたというのがはっきり分かる試合でした。気持ちの変化はないですが、戦略も考えないといけないと思いました」と、試合への臨み方を考えるきっかけになったようだ。
対するC-ZUKAも「このカードは他の選手にくらべてそそられないところがあるかもしれませんが、結果を出して面白い試合をしたいと思います」と、こちらも自虐的なあいさつ。しかし、福原の印象を聞かれると「印象は…出てこない。どの技も怖くないです」と挑発的に答えた。
宮田充K-1プロデューサーからは、来年3月大会から第2代女子アトム級王座決定トーナメントを行う計画があることが発表され、4人トーナメントでと考えている。今回の試合はその選抜戦というところだ。
同じ大会では高梨knuckle美穂(25=Y’ZD GYM)vsMOE(16=若獅子会館)の女子アトム級戦も行われ、トーナメント出場枠を巡っての戦いが3月へ向けて繰り広げられていく。
これまで20~30代で争われてきた女子アトム級だが、16歳の女子高生ファイターMOEが殴り込んできたことは意識せざるをえない。
福原は「自分は33歳ですからね。ドキドキしちゃいました。今どきの女子高生は制服をこういう着方するんだって。スカートが膝上くらいで、靴下を見せないんですよね。ルーズソックスと違うんだって。横に並んだだけで差を感じるのでいろいろ嫌です」と笑うが、次のような心境を明かした。
「年齢はずっと意識しています。格闘技を始めたのも30過ぎから始めたのでキャリアも浅いですし。なぜ格闘技を始めたかと言うと、サッカーの澤穂希選手がいい年齢で世界一になったじゃないですか。それを見て自分がまだまだ何か出来るんじゃないかって思ったんですよ。今こうして皆さんの前に立っているし、30歳を超えると誰かのために何かをするのは当然できてきますが、自分のためだけに何かをするのは難しくなってくる年齢です。私は同年代の何かを始める人のきっかけになるようなことをしていきたいと思っています。それも含めてチャンピオンになりたいです」
C-ZUKAは「私は生きてきた時間の長さと人生の濃さで勝負したいと思います。私も気持ちさえあればいくつでも出来ると思っています。頑張っていい試合をしたいと思っています」と、対抗意識を燃やした。
●編集部オススメ
・女子アトム級戦線に浪速の16歳JKファイターMOEが殴り込み
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