【クインテット】山本美憂チームの秘密兵器、14歳の池本美憂「とりあえず3人抜き」
4月7日(日)東京・アリーナ立川立飛で開催の桜庭和志がプロデュースするグラップリング(組み技)大会『QUINTET FIGHT NIGHT3 in TOKYO』の前日記者会見が、6日(土)都内にて行われた。
今大会では初の女子団体戦(5人で1チームを作り、勝ち抜き戦で行われるトーナメント)が行われ、4チームがエントリー。会見ではトーナメントに参戦する4チームそれぞれの1回戦のオーダー順(選手の出場順)を発表した。
1991・1994・1995年女子レスリング世界選手権優勝の山本美憂率いるレスリングチーム「TEAM Sun Chlorella」は、アテネ五輪レスリング63kg級銀メダリストで現在MMAファイターのサラ・マクマン、昨年大みそかのRIZINで山本と対戦した長野美香、2011&2012年全日本学生レスリング選手権-51kg級準優勝・杉本めぐみのレスラー勢に加えて、今年2月の『Amateur QUINTET Kyushu2019』でひとりで5人を片付けた驚異の14歳・池本美憂でチームを結成。
池本は「プロの大会にアマチュアとして出場させてもらうので、プロの選手に負けないように、相手のペースに合わせないように一本獲れるように頑張りたいです」、杉本は「(山本)美憂さんと同じチームで戦えるのを嬉しく思っています。思い切って楽しんで全力を尽くします」、マクマンは「20年前にレスリングワールドカップに参加していて、今回が2回目の日本で楽しみにしています」とそれぞれあいさつ(長野は会見を欠席)。
チームリーダーの山本は「MMAの戦績を見ても分かるようにグラップリングは苦手でしたが、いっぱい練習して苦手を克服できるように頑張ります。いい練習が出来たのでいい試合が出来ると思います」とコメントした。
1回戦で対戦する「TEAM BJJ KUNOICHI」は柔術家によるチーム編成で、2016~2018年柔術世界選手権4連覇の“寝技女子世界最強”湯浅麗歌子、2017年世界柔術選手権アダルト茶帯ルースター級3位・越後伊織、2017・2018年全日本ブラジリアン柔術選手権紫帯ライトフェザー級準優勝・澤田明子、ジュエルスグラップリングトーナメント2010優勝・杉内由紀、2018年World Jiu-Jitsu Champion ships3位・市川奈々美と、柔術で優秀な成績を収めている選手たちがそろった。
杉内は「日本のアマチュア柔術界がやれるところを見せます」、澤田は「チームの中で与えられた役割をこなしてネチネチ行きたいと思います」、市川は「このような注目の高い大会に出場させていただけて感謝しています。皆さん強い人ばかりですが、私もしっかり取り組んできたので明日はしっかり出しきって勝ちに行きます」、越後は「いつもは柔術メインでやっていますが、大会が決まってからグラップリングにシフトして練習してきたので、チームワークを生かして優勝を目指します」と、それぞれ意気込みを語った。
そしてチームリーダーである湯浅は「今回、女性の大会を開いてもらって、寝技しかやらないのでなかなか活躍できるところ少なかったんですが、こういう舞台を用意してもらったからにはクインテットの女子エースとして、柔術家としてやれることをしっかりやりたいと思います」と、アツく語る。
また、「この前の試合はワンマッチだったので、上からガツガツいったんですが(一本勝ち)、戦略としていかに私が勝てるかってことが大事。私がもし一本取られたらチームのテンションに関わって来ると思うので、そこを大事にしないといけない」と、自分が負けるとチームの士気に関わるので勝ちにいきたいと話した。
そんな中、山本チームの池本は「今回は何人抜きしたいか」と聞かれると、「とりあえず3人抜き」と目標を掲げた。3人には中堅の湯浅も入っており、場内からはどよめきが起こった。湯浅も「心はがっつり抜かれました」と、14歳の強心臓ぶりに舌を巻いていた。
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