【RIZIN】パッキャオ来場、榊原委員長「推薦」の誤解を説明
4月21日(日)神奈川・横浜アリーナにて開催される『RIZIN.15』の前日計量が、20日(土)都内で行われた。
会場にはプロボクシング6階級制覇王者・マニー・パッキャオ(40=フィリピン)が来場するサプライズ。
壇上に上がるとマイクを持ち「私がフィリピン人のビアグタンさんを応援できる機会を与えてくれてありがとうございます。私はMMAの試合を見るのは初めてです。ファイターの皆さん頑張ってください。明日会場で会いましょう」とコメントした。
19日に行われた出場選手の個別インタビューでは那須川天心と戦うパッキャオの推薦選手のWBCムエタイフェザー級フィリピン王者・フリッツ・ビアグタン(23=フィリピン)は「パッキャオとは会ったことがない」と驚きの発言。
メディアでは「パッキャオの秘蔵っ子」などの見出しがあったため、この一言が波紋を呼んだ。計量後に榊原信行RIZIN実行委員長が会見を開き、推薦選手は直弟子とか教え子などの枠だけではないと説明した。
榊原氏は会見で「どのような形の推薦かという説明不足のところがあった。パッキャオサイドは天心に対して彼があの若さで、あれだけ体重差もありながら50勝無敗の男(メイウェザー)に相手のボクシングルールで、挑んだファイティングスピリットに対してすごくリスペクトしている。その天心とフィリピンの若い者たちとの交わる機会、RIZINの舞台にフィリピンの選手をデリバリーする機会ができたら良いよねという、もう少し広い意味での話し合いを進めてきた」と説明。そこでRIZIN側は天心の相手としてパッキャオの推薦する選手を依頼。弟子でもスパーリングパートナーでも誰でもいいがキックボクシングルールのみの条件を提案。
榊原氏は「パッキャオにはウェイトが合ったキックボクシングの若手の選手を探して欲しいと伝えた。しかし、ボクシングではそのウェイトではいるが、キックボクシングではパッキャオサイドのネットワークには見つからない。ただそこで彼らから話が出たのは90年代に活躍し有名になったビアクダンの父レイ・ビアグタン。フィリピンにムエタイを持ち込んだ人。彼ならネットワークがあり、その息子がいるということになった。これは直接パッキャオが知っているということではなく、パッキャオチームが知っていた」とし、レイ・ビアグタンの息子フリッツ・ビアグタンで最終的にパッキャオは了承。今回のパッキャオの来日に繋がった。
フィリピンでキックの選手がいないわけではなく、那須川のウェイトの57〜58kgの中で更に相手が那須川天心と聞くとなかなか手を挙げる人がいなかったと相手探しの苦労も説明した榊原氏だが、今後は天心以外の選手とフィリピンの強豪とのマッチメイクも考えられる。目標の一つに「パッキャオがRIZINで戦って欲しい」とも。
パッキャオとビアグタンが19日の会見後に初面会を果たしたとも語った榊原氏。ビアグダンは果たしてどこまで好勝負を見せてくれるのか。
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